坂東第十番札所 「巌殿山 正法寺」
自然に恵まれた比企丘陵に位置する第十番「巌殿山 正法寺」は岩殿観音と呼ばれ、春のつつじ、秋の紅葉は圧巻だとか。鎌倉末期には六十六ヶ坊を擁した関東屈指の大伽藍で、坂上田村麻呂の伝説も残っている。
本堂廊下にはおびんずるさまがある。おびんずるさまの背面の岩壁にはたくさんの石仏が並び坂東三十三ヶ所・秩父三十四ヶ所・西国三十三ヶ所合計百観音そして西国八十八ヶ所の写し本尊があり、百観音関連の碑もある。
珍しい藁葺きの鐘楼は県の指定文化財にも。
現在は高坂駅から鳩山ニュータウン行きバスに乗り、約10分「大東文化大前」で下車し、本堂横から入るようになっているが、昔は北側の参道から仁王門をくぐり、長い石段を上った。長い直線道路の参道は往時を繁栄を偲ばせる。
本尊は千手観音、拝観料は無料。
埼玉県東松山市大字岩殿1229
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