坂東第二十五番札所 「筑波山 大御堂」
ガマの油の口上で有名な筑波山にある坂東第二十五番札所「筑波山大御堂」を目指した。曇天だが雨の心配は無さそうなので、9時半に家を出た。しかし、ここで失敗の一日の始まりだ。電車の接続良く品川の手前まで来て気が付いた。大事な納経帳を入れ忘れた。証跡を残すことは三十三ヶ所巡りをするには何より大事な事。やむなく品川から引き返し、納経帳を入れて再スタート。1時間のロス。山手線を秋葉原で乗り換え、快適なつくばエクスプレスでつくば駅に到着。すでに時計は12時15分を指している。事前調査で筑波山神社行きバスは毎時00分30分のはずだが、12時半だけ無い。次は1時00分だ。あーぁ!合計1時間半のロスになる。軽く昼食を終え、ようやく筑波山神社を目指す。車窓から標高877m筑波山の男体山・女体山が迫ってくる。
途中からはつづら折の坂道をバスは進み40分ほど筑波山神社前に到着。さすがに観光客は多い。大鳥居をくぐり、5分ほど上ると「筑波山大御堂」に到着。
8世紀末、徳溢上人の開基とされ、後に弘法大師空海が密教道場を開いたとされている。神仏習合信仰の山で、筑波山神社の中にあったが、明治に入って廃仏毀釈で破却され、本尊の千手観音像だけは難を逃れ、昭和36年に現在の場所に再建。民家を改修された言う本堂は質素な佇まいを見せている。平成13年には鐘楼も再建されている。
拝観料は無料。御詠歌は「大御堂かねは筑波の峯に立て かた夕暮れに くにぞこひしき」である。
通りに戻り、ホテル・旅館や土産物屋を抜けると筑波山神社に出た。大御堂と違い多くの観光客でごった返している。筑波男大神、筑波女大神の夫婦二神を主神とする全国屈指の由緒ある名社。境内ではガマ口上保存会のメンバーお馴染みの口上を披露している。
山頂へのケーブルカーの乗り場も近い。眼下には関東平野が広がっている。
茨城県つくば市筑波748
拝観料 無料
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