坂東第二十二番札所 「妙福山 佐竹寺」
好天に恵まれ、学生時代の仲間4人とまず坂東第二十二番札所「妙福山佐竹寺」を目指す。上野発8時スーパーひたち7号で水戸へ。水郡線に乗り換え、途中上菅谷で又乗り換え常陸太田に10時到着した。3連休の初日で車内は観光客でごった返す。常陸太田は佐竹氏や水戸徳川家の城下町としてかつては繁栄したとのことであるが、今は町村合併により茨城県一番の面積を誇るものの水郡線の支線と言う条件の悪ささか駅前も寂れた感がする。
駅前から約2キロ西向かった所に佐竹寺はあった。道に面した仁王門には江戸時代の作と言われる仁王像が睨みを利かしている。佐竹寺はその名の通り佐竹氏の祈願所として栄え、境内正面の本堂も1546年に佐竹義昭が再建したと伝えられ、桃山時代建築の先駆として国宝に指定されている。茅葺の大屋根が厳かな雰囲気を一層強く印象付けている。
拝観料は無料。御詠歌は「ひとふしに 千代をこめたる 佐竹寺 かすみがくれに 見ゆるむらまつ」
水郡線は日に15本しかなく、朝夕が中心で日中は2時間に1本しかない。効率良く回るにはタイムロスを生じる。よって已む無くタクシーを呼び、次の目的地「袋田の滝」に早く到着するため水郡線本線の一番近い駅約7キロ離れた瓜連(うりづら)駅まで進んだ。
茨城県常陸太田市天神林町2404
拝観料 無料
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