大谷石の里を巡る
大谷寺参拝後、周辺の「大谷石の里」を散策した。住宅や石塀などに幅広く活用されている大谷石の産地だ。大谷寺の前の道を少し入ると大谷石の切り立った絶壁の中を抜けるとそこに平和観音像が立っている。高さ約27M、幅20Mの堂々としたスケールだ。昭和23年着工し、6年の歳月を経て竣工し、昭和31年に開眼されたとのこと。第二次世界大戦の戦没者慰霊と平和を祈念して完成。採掘場の跡地にあり、付近は公園として整備されている。観音像の肩辺りは展望台となっており、大谷寺も見下ろす事が出来る。
公園を出たところに土産物屋が一軒ある。店主と話すと往時は130ヶ所もの採掘場があったが、今や市の認可も下りず11-12ヶ所のみとなったとの事。鹿沼土もそうだが、取ってしまえば終わり、生産することは出来ませんからねと寂しげであった。逸話の残る「親子かえる」などの大谷石を使った土産物を販売している。
その後、付近を散策、資料館や景観公園を30分ほどかけて巡った。大谷石の採掘場跡や自然の壁が作り出す景観は過去に体験した事の無いゾーンだ。
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