坂東第二十一番札所 「八溝山 日輪寺」
坂東札所巡りの中で、最北端にあり、且つ最難関と言われる第二十一番札所「日輪寺」を目指した。常陸大子駅からタクシーでバスの終点蛇穴(じゃけち)まで行き、歩いて日輪寺に向かった。(詳細別掲)
日輪寺は茨城県の最北端・最高峰の八溝山(1022m)の八合目あたりにあり、昔から「八溝知らずの偽坂東」とか「坂東の八溝知らず」と言われ、ここだけは巡れない人も居たそうだ。住職の話では常陸大子駅から40kmあり、昔は駅から歩いて日輪寺を目指したため途中追いはぎもでたそうだ。昭和56年に林道が開通し、今では車で上がって来れる。寺伝に寄れば天武天皇時代(673)草創とされ、水戸黄門も参った記録があり、麓には泊まった屋敷も残されているとか・・・。
今の本堂は昭和48年に再建された質素な建物だが、脇には朽ちた旧堂が残っている。
冬場は雪や道路の凍結で閉鎖され、住職も麓から通っているようだ。本尊は弘法大師作と伝えられる十一面観音菩薩。
紅葉はピークは後1-2週間先と思われるが、境内にはもみじも多く、秋の気配を満喫できる。
茨城県久慈郡大子町上野宮字真名板倉2134
拝観料 無料
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