坂東第十八番札所「日光山 中禅寺」
伊香保のホテルを8時に出発し、坂東第十八番札所「日光山 中禅寺」通称「立木観音」に向かう。日光の町に入ると奥日光のシンボル雪を被った男体山が迫ってくる。いろは坂を登り、10時半に到着した。
海抜1250mの中禅寺湖畔に立つ中禅寺の回りには雪も多く残る。朱塗りの堂々とした山門が出迎えてくれる。拝観料500円を支払って中に入る。
左手が本堂になる。中禅寺は日光開山の勝道上人が延暦3年(784)創建されたお寺で日光山輪王寺の別院だ。明治35年に山津波で倒壊し、大正2年現在の場所に再建されたそうだ。
本堂内で常時公開されているご本尊は勝道上人自身の作と伝えられる千手観音の立木観音で重要文化財にも指定されている。根が付いたままの桂の立ち木状態で彫ったためその名が付けられたとか。素朴な安らかな表情が印象的だ。
右手は波之利大黒天堂。
正面は納経所。左手上部にあるのは五大堂。開山1200年を記念し昭和44年に建てられた。五大明王が安置されている。そこからの中禅寺湖の展望は素晴らしい。
境内から見ると鐘楼、山門の向こうに堂々とした男体山が見える。
宝珠地蔵や男女の愛情をつかさどり縁結びのご利益があると言う愛染明王を祀る愛染堂などが境内に立ち並ぶ。愛染堂は映画「愛染かつら」のロケ地ともなったそうだ。
最も高台にある五大堂から望む中禅寺湖の眺望は遠くに雪を被った連山が広がり素晴らしい。
五大堂から望む男体山
栃木県日光市中禅寺歌ヶ浜2578
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