梅花爛漫の第十六番札所「西光寺」(さいこうじ)
市街地を進む。秩父神社の前を抜け、10分ほど歩くと、梅の花が咲き乱れる道の奥に、白い土塀に囲まれ閑静な第十六番札所「無量山西光寺」に到着。
秩父神社は秩父地方の総社で毎年12月に開かれる秩父の夜祭は多くの観光客で賑わう。本殿は日光東照宮のモデルとなったと言われている。
山門をくぐり、右手には四国八十八ヶ所霊場の本尊摸刻が並ぶ回廊堂がある。
秩父最古と言われる札堂。札所を巡ることを「打つ」と言うらしいが、語源は納札を札堂の柱に釘で打ちつけた事に由来するためとか。以前はこの小さなお堂が観音堂だったそうだ。
見所が多い西光寺でもっとも興味深かったのは酒樽大黒天だ。三十石樽と呼ばれる古い樽に大黒天を祀ったところ、願をかけ名刺を残すことで招福の御利益ありと評判になり、多くの参拝客が訪れたとの事。
因みに三十石とは一日三合を30年飲み続ける量だとか!
大きな本堂は江戸中期に建てられたもので、禅宗が多い秩父札所の中で珍しい真言宗のお寺だ。その他仏足石もある。
境内の枝垂れ状の梅の花も見事に満開だ。
納経所の棚上には可愛らしい巡礼姿のキティちゃんが飾ってあった。
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