宿場情緒満点の北木曽路中心「奈良井宿」へ。
塩尻駅前のビジネスホテルを7時前に出発し、JRで贄川駅で下車し、昨日も歩いた「贄川宿」を抜けて漆器の町・平沢から「奈良井宿」へ、そして鳥居峠を越えて「藪原宿」までの約4時間200枚のデジカメ画像をPCへの取り込みをミスし、SDカードは消去してしまった。もう掲載は無理か?再度行かねばならぬかと半ばあきらめていたが友人の知り合いにPCオタクがいて、SDカードを見事復元してくれた。、恐ろしい世の中だ!消去したカードからほぼ完璧にデータが復元できるなんて・・・。アナログ人間には理解できない話だが反面情報機密保持の難しさを強く感じた瞬間でもあった。
よって遅くなったが、まず江戸時代にタイムスリップしたかのような素晴らしい景観が保存される「奈良井宿」までを紹介しよう。
昨日の終着点だった押込一里塚跡を過ぎ、奈良井川を渡り進む。ここにも「諏訪神社」があった。やはりこちらも「御柱祭」があったのか、神社の前には短めの真新しい御柱が4本立つ。
木曽漆器の町・平沢の集落だ。漆器店が軒を連ねる。通りには漆器祭の垂れ幕が下がる。昨日6日は漆器祭だったようだ。二度も贄川宿を歩く事もなかったし、昨夕ここまで足を伸ばせば良かったと反省する。
木曽平沢駅を越え、奈良井川沿いの道を進む。川向こうに「橋戸一里塚跡碑」が立つ。何となく違和感があるが、奈良井川は北に向いて流れる。この辺りはまだ日本海に注ぐと言う事か?
大きな「奈良井宿」の看板を過ぎれば、町の雰囲気は一変する。
北木曽路の中心として栄えた「奈良井宿」の雰囲気が素晴らしくかもし出されている。これから行く「妻籠宿」と共に「文科省選定重要伝統的建造物群保存地区」に指定されているそうだ。
ほぼ中央部右手「神明宮」前にひっそりと「本陣跡碑」が立つ。「奈良井宿」は江戸から数えて34番目ちょうど中間地点となる。手前の「贄川宿」からは7.3km、累計で256.2kmに位置する。
観光案内所「奈良井会館」の女性が親切に案内してくれた。ここにも防火用水の「水場」が数ヶ所確保されている。
「鍵の手」を曲がる。平日朝にも関わらず多くの観光客に驚く。
約1km続く街並の外れに真新しい「高札場」が復元されている。
高札場裏に並ぶ石碑群
「鎮神社」より「奈良井宿」の街並を振り返る。
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