厳しい石段を上り西国第三十二番札所「観音正寺」
続いて湖東、安土町に建つ西国第三十二番札所「繖山 観音正寺(かんのんしょうじ)」に向かう。
ガイドブックでは「観音正寺」近くまで有料の登山車道があると書かれていたが、到着すると冬期閉鎖中とある。予定外だが常夜燈、石標に従い安土町石寺からの表参道を進む事とする。
約40分ほどで標高433m繖山(きぬがさやま)山頂に建つ「観音正寺」に到着。周辺に雪が残る入口には露出の仁王が並び立つ。
参道を進むと一番奥に真新しい本堂が建つ。平成16年に再建されたそうだ。
「観音正寺」は開基については人魚伝説が伝わり、聖徳太子が人魚の哀願により605年に寺を開いたとされる。本尊は千手千眼観世音菩薩だ。
本堂右手の石垣には所々に石仏が立つ。
境内には書院、供養堂、太子堂などが横一列に並ぶ。
護摩堂は納経所となり、参拝客の姿は見えぬが大量の納経帳や掛け軸が山積みされ、忙しそうだ。
晴れた日には蒲生野ののどかな田園風景が広がるそうだが、今日は残念ながらほとんど見えない。
参道左手には濡れ仏や酒樽に入った北向地蔵尊が立つ。
境内自由
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