一乗寺から比叡山、坂本へ【京都一周トレイル】

ぎっくり腰以降しばらく休んでいた地元山の会「相野駅山の会」に参加した。

今回のコースは『京都一周トレイル』東山コースの一部
　叡山電車一乗寺駅⇒瓜生山⇒ケーブル比叡⇒大比叡⇒延暦寺⇒表参道⇒ＪＲ比叡山坂本駅

午前１０時、叡山電車「一乗寺駅」をスタートする。

宮本武蔵と吉岡一門の決闘で有名な「一乗寺下り松」、暑さを忘れるような静けさがただよう「詩仙堂」と名所旧跡の前を進む。

さらに急坂を進み「狸谷山不動院」に入ると、狸の焼き物に囲まれ「阪神タイガース　優勝記念の碑」が立つ。「監督　吉田義男」と言う事はあの想い出の１９８５年だ。しかし何故ここに？

「狸谷山不動院」全く知らなかったが、本殿は清水寺のような立派な舞台の上に建つ。

１０時４５分、「狸谷山不動院」の奥ノ院が建つ標高３０１ｍ瓜生山の山頂に到着する。

「京都一周トレイル」とは伏見稲荷から比叡山・大原・鞍馬を経て高雄・嵐山・苔寺に至る全長７０キロのコースで良く整備されている。

京都一周トレイル

アップダウンを繰り返しながら進む。さすがに京の夏は蒸し暑く、汗が次々と噴き出してくる。

午後１時、汗だくで標高６９０ｍ叡山ケーブル「比叡駅」に到着する。

ケーブル比叡駅は京都市内を見渡す事が出来る絶景ポイントだ。

昼食をとり、休んでいると野生の猿の群れが現れる。慣れているのか人に驚く素振り無し。

元人工スキー場横を上り、「ガーデンミュージアム比叡」の建つ比叡山頂ターミナルからは裏側の大津、琵琶湖を見渡す事ができる。

午後２時４０分、標高８４８ｍ「大比叡」山頂の一等三角点に到着して記念撮影。今回参加８名中、５名は７０才オーバーで、先月末には悪天候の中、鹿島槍を登頂したばかりと私なんぞはとてもかなわないモーレツ集団だ。

山頂から下り、午後３時１０分、「延暦寺」の「阿弥陀堂」「法華総持院東塔」に到着。

さらに進み、延暦寺総本堂の国宝「根本中堂」まで来ると別世界のような人の多さに驚く。

表参道を坂本に向け、岩がゴロゴロ転がる悪路を一気に下る。琵琶湖越しに近江富士「三上山」の美しい姿が見えてきた。

「日吉大社」まで来ればゴールは近い。

午後４時半、ＪＲ湖西線「比叡山坂本駅」に到着し、KIOSKで缶ビール２缶一気飲み！

軽い気持ちで参加したが、この暑さのせいか？なかなか歯ごたえのあるハイキングとなった。こんなに大量のいい汗かいたのは何年ぶりか？

行程は約２０ｋｍ、万歩計は３万歩を示す。今回は「京都一周トレイル」の一部を歩いただけだが、お遍路で言う「区切り打ち」でいつか征服したいものだ。
　久しぶりの都会ハイキングだったが、流行りの若い女性の「山ガール」や「トレイルラン」の多さには驚いた。

夏の関西１デイパスを利用。関西自由周遊区間を普通車一日乗り放題で、京阪電車の鞍馬・祇園チケットまたは南海電車の高野山チケットも付いて、料金は２９００円のお得なチケットだ。

よって、東福寺でＪＲから京阪に乗り換え、出町柳からの叡山電車も乗り放題となった。

夏の関西１デイパス