利尻島島内一周ドライブ(初日)
3年前から学生時代の「どたぐつ」仲間と年に一回「日本百名山」巡りを続けています。過去3年は九州へ単身赴任中のメンバーがいるので九州の山々を登っていましたが、ほぼ行き尽くしたため、今年は思い切って北海道道北の百名山第一番の「利尻岳」通称「利尻富士」を目指した。
【7/10 10:30】まずは関西空港からLCCピーチ便で札幌・新千歳空港まで一っ飛びだ。
北海道が見えてきた。3年前霧の中を登った「羊蹄山」の姿が美しい。
【13:10】時間的に際どい乗り継ぎ時間であったが、無事ANA便に乗り換え、一路「利尻島」に向かう。
【14:00】深田久弥は「利尻島はそのまま利尻岳であった。」と書いたが、快晴の「利尻空港」に無事着陸だ。関空を飛び立って、僅か3時間半、飛行機の威力を再認識する。
宿に入るには早すぎるので、レンタカーを借りて島内一周約63kmをドライブした。
【15:20】時計回りに一周し、まず向かったのは「オタトマリ沼」。北海道銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている場所だそうだ。しかし、曇っていて「利尻岳」の雄姿は全く見えず。(残念!)南風が吹くと、山の南面に風が当たり、北側は良く晴れているが、南面は今日の様に何も見えなくなってしまうそうだ。正確には南西側は曇っていて、北東側は快晴だ。
【15:40】続いて「南浜湿原」へ行ってみた。ここも「利尻岳」のビューポイントだが同様にその雄姿は見えず。
【15:50】島の最南端「仙法志御崎公園」にやってきた。「利尻岳」の噴火でできた奇岩が並ぶが、やはり曇っていて寒々としている。
公園内には多くのカモメやウミネコが飛び交う。売店前に人馴れした逃げないカモメを発見。土産物屋で販売しているアザラシの餌を狙っているようだ。このカモメはデカい!単に栄養が行き届いているだけではなさそうだ。「セグロカモメ」と言う種類だそうだ。
【16:20】土産物店のお姉さん推薦の「麗峰名水」に立ち寄り、喉を潤す。
【16:35】利尻島には宿がある「利尻富士町」と「利尻町」の2町あるが、「利尻町」の中心地、沓形の「沓形岬」に到着。島の西端にあたり、沓形登山口のあるところだ。
標識が立ち、鹿児島まで1750kmとある。鹿児島に単身赴任中のK君も良く参加してくれたものだ。
地元出身の作詞家「時雨音羽」の歌碑が立つ。曲は「出船の港」忘れかけていた音楽が流れる。他には「君恋し」や「スキー」などがあるそうだ。
【16:55】北側まで戻ってくると、先ほどまでの曇天・寒さが嘘のように晴れ上がり、「利尻岳」の雄姿が再び現れた。
「会津藩士の墓」を見つけ降りて見た。「戊辰戦争」で敗れた「会津藩士」がここまで逃げてきたのかと思い案内を読むと、それより以前、1808年にロシアの襲撃に備え、利尻や樺太に会津藩士が出陣したそうだ。当時ここまでどうやって来たのか?ビックリだ!
墓のあるお寺の境内から「利尻富士」を眺める。
【17:25】島の真北に位置する「富士野園地」に立ち寄った。シーズンには「エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)」の群生が有名だそうだが、残念ながら残っていなかった。
展望台にはNHK・BSで放送された田中陽季さんの「日本百名山 ひと筆書き 達成記念」の碑があった。今年は二百名山に挑戦中とか?
「利尻富士」をバックに記念写真を一枚。
当地は3年前に公開された吉永小百合主演の映画「北のカナリアたち」のロケ地だそうだ。
【17:45】三泊お世話になる鴛泊の「旅館 大関」に到着。
明日が「利尻富士」登山本番!天気は良さそうだ。早目に就寝する。
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