丹波の古刹「高源寺」から「岩屋山ハイク」
まだ11月下旬だと言うのに今年は紅葉も早く、雪の便りも早い。学生時代のどたぐつ仲間と約束していた紅葉で有名な関西花の寺、丹波の古刹「高源寺」からふるさと兵庫100山「岩屋山ハイク」に出かけた。8月27日にも来たのだが登山口がわからずに断念し、再チャレンジとなる。
【9:10】新三田駅で待ち合わせしてマイカーで舞鶴道、北近畿豊岡道を青垣ICで降り、国道427号を走って約1時間ほどで「高源寺」駐車場に到着する。
【9:15】入山料300円支払って「高源寺・惣門」を入る。紅葉はやはり少し遅かったようだ。
しかしまだまだ良いねぇ!
時間が早く参拝客も少なく静寂の中、登山口を目指す。
右手奥に建つ多宝塔横が登山口だ。
【9:23】 「高源寺」参拝は下山後として「岩屋山」山頂目指し登山道に入る。
苔むす石仏が並び落葉を踏みしめ歩を進める。
砂防工事で建設された堰堤に出た。前回8/27にもここまでやってきたのだが工事でコースが遮断されわからなくなって引き返しました。
【9:36】前回は一人だったので引き返したが今日は助っ人がいるので元気溌剌冒険コースを探して沢道に入る。ピンクのリボンは確認できるのだが・・・?
しかし雨上がりで苔むす岩は滑りやすく前方を見てもコースらしい踏み跡は見つからない。
どうしようか?ヤブの中を彷徨っているとミツマタの花が・・・。心を和ませてくれる。
友人がネットで事前検討すると多くのハイカーが右側斜面(西側)を登り、尾根筋を岩屋山に向かっているとの事。
ならば我々もと道無き斜面を登る。しかし雨上がりに落ち葉が堆積し、ずるずる滑る。ズボンを泥んこにしながら這い上がる。
【10:23】悪戦苦闘の末、西側の尾根筋に出て進む。
【10:45】尾根筋の標高528mピークにて友を待つ。
樹木越しではあるが、岩屋山山頂のアンテナ塔が見えてきた。標高差は後200mくらい!頑張ろう!!
【11:29】さらに峠を進むとようやく山頂の電波塔に繋がる林道に出た。山頂はもう近いがこれほど道無き道を登った事は初めてかも!?
【11:39】スタートから2時間半近くかかりようやく岩屋山山頂に建つNTTドコモの電波塔に到着する。
山頂の標識、三角点はどこかと探すと電波塔の裏にひっそりとあった。ふるさと兵庫100山60座目、標高718.3mの「岩屋山(いわやさん)」登頂だ。
この標識には「檜倉山」とある。檜倉とは地域の名だがどちらが正しいのかな?
周囲の展望は良いはずだが樹木に覆われ良く見えない。しかし葉が落ち、「粟鹿山」が良く見える。
【12:37】のんびり昼食をとり、1時間ほど休憩し、下山スタート!林道を下る。
【12:50】岩屋山パラグライダー基地に到着する。青垣の街に飛び立つようだ!標高620mで高低差も500mと関西一だとか!?こんなスポーツは私にはとても怖くて出来ません!!天候のためか誰も飛んでいないのは残念だ。
ここからの展望は素晴らしい!!南東方向、三田方向の山々を望む。
今日は変な天気で基本は曇りだが晴れ間が出たり、小雨がぱらついたり。すると東側にきれいな虹が出て疲れを癒してくれる。
【13:05】林道を進み、道標を確認して高源寺への下山ルートに進路をとる。
コース途中の別な基地から「岩屋山」山頂を振り返る。
【13:14】下山路を進み、高源寺への下山路「尾根コース」への分岐を左折する。
このコースはあまり歩いている人は少ないようだが標識はしっかり整備されており、迷う心配は無い。
【13:43】尾根コースはどこへ出るのかと思っていたら、最初の沢より一本東側の沢に出てきた。なおも下ると「高源寺」の少し上、東側(左側)の道路に合流した。コースは全く問題無いし「高源寺」内に案内表示があれば皆さん困らないのになぁ!?
「高源寺」仏殿で参拝し駐車場に向かう。多くの参拝客、観光客で賑わう「西天目瑞巌山 高源寺」は臨済宗の寺で織田信長の丹波攻めで焼失したが江戸時代に再建され、現在では関西花の寺にも選定される紅葉の名所、古刹だ。
【13:54】駐車場に到着し、振り返ると右手奥に電波塔の頭が微かに見える。
再チャレンジの「岩屋山ハイク」は友人の応援もあって無事終了し記憶に残るハイクとなった。
「高源寺」から「岩屋山」への2ルートはまず「尾根コース」問題無いが登山口を周知する案内の整備が必要だ。しかし「冒険コース」は結局確認できなかった。ましてや西側稜線を登るルートは全くお奨めできない。
帰り道「道の駅 あおがき」に立ち寄り、名物「栗幸餡」をいただき帰路につく。
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