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大峰奥駈道を歩いて紅葉の近畿最高峰「八経ヶ岳」

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いつもの山仲間が集い、近畿最高峰であり世界遺産大峰奥駈道の主峰「八経ヶ岳」に日帰り登山に出かけた。

私にとっては小学校6年生以来56年ぶり、半世紀以上ぶりとなる。弥山小屋に泊まり、翌朝ご来光時に年に数度と言われる「富士山」が見えた事を覚えている。人生初めて登った高山であり、この時の感激が山好きになったきっかけで思い出深い山だ。

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【8:50】早朝5時半に自宅を出発し、市内の山仲間を拾い、6時に中国道・神戸三田ICをスタートする。高速道を乗り継ぎ、南阪奈道・葛城ICを出て、7時15分に「道の駅 かつらぎ」で他のメンバーと合流し、国道309号線を走り、「行者環トンネル西口駐車場」に到着する。

快調には来たが、天川川合の交差点からの川沿いの細い道には正直疲れた。しかしこのトンネルの開通が三田からでも日帰り登山を可能にした由縁だ。

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駐車場代1000円、トイレ代100円を支払い、出発準備を整える。平日にも関わらず駐車場の管理人さんが居たのにはビックリ!もちろん無人でも支払しましたよ!

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登山届を提出する。

天気予報はもっと良いと思ったが、近畿南部はそうはいかなかったようで、小雨がパラつく中、登山口に着いたが雨は幸いにも上がったようだ。

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【9:10】登山口からいよいよスタートする。

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沢沿いに落ち葉を踏みしめ進む。

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沢に架かる木の橋を渡り登山道に入る。

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橋を渡れば、大峰名物の露岩混じりの木の根道の急坂を登る。雨上がりで湿度が高く、蒸し暑く、汗をかく。

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自然が作った庭園のような景観が広がる。

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秋と言えばキノコ!色々なキノコを発見!これはなめこ?毒キノコかも?

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【10:12】出発してちょうど1時間、急坂を登り、大峰奥駈道の通る尾根道に合流し、一休みする。

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登山口付近はまだ紅葉には早いと思ったが、尾根道、大峰奥駈道に入れば紅葉が美しい。落ち葉を踏みしめ快適だ。

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ところどころ倒木に気をつけながら進む。雨上がりでガスが出て、幻想的な雰囲気だ。

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【10:38】緩やかな坂を登り、標高1600m三角点のある弁天の森に着き、休憩とする。

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紅葉を満喫しながら、アップダウンを繰り返しながら歩を進める。

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遠目に見れば美しい紅葉だが良く見ると枯れているように見える。夏の猛暑のためか9月の多雨のせいか?

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【11:07】聖宝ノ宿跡に到着する。

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傍らの銅像は誰と話題となる。弘法大師?役行者?正解は「理源大師」。修験道の祖で別名「聖宝」だそうだ。 一休みとする。

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厳しい聖宝八丁と呼ばれる厳しい登りに差し掛かる。

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木段が続く。

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天候が回復してきて、木の間から行者環岳方向の峰々が見えてきた。

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眺めの良い曲がり角から東方向の展望が開ける。

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聖宝八丁、最後の登りに差し掛かる。

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【12:05】スタートして3時間弱、コースタイム通りで「弥山小屋」に到着する。

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時間もちょうど良く昼食タイムとする。日が射してきた!

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荷物を置いて、弥山山頂に向かう。

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小屋から5分ほど標高1895m「弥山(みせん)」山頂に建つ「弥山神社」前にて記念写真。

半世紀前、どこから富士山を見たのかな?

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【13:05】「八経ヶ岳」山頂に向け、出発する。

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日が射してきて、苔に落ちた枯れ葉が美しい。

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鞍部まで下り、「八経ヶ岳」山頂を目指す。

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オオヤマレンゲ保護区のシカ除けガードに入る。

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最後の登りに差し掛かる。

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【13:30】「八経ヶ岳」山頂に到着。標高1915m近畿最高峰、日本百名山「大峰山」、世界遺産「大峰奥駈道」の主峰で「関西百名山」にも選定されている。

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山頂で記念の一枚。周辺はまたも深いガスに覆われ、周囲の山々は見えない。天気が良ければ「山上ヶ岳」「釈迦ヶ岳」など奥駈道の山々や「大台ケ原」が見えるのだが残念だ。

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南西すぐの「明星ヶ岳」は見える。

弥山、八経ヶ岳共に山頂周辺で立ち枯れの木が目立つ。大台ケ原でも同様な光景を多く目にするが何故か?台風?シカ害?気になるな!?

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先ほどのフラットな「弥山」山頂も良く見える。

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三角点は岩に埋もれている。

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【13:50】のんびり休み過ぎたかな?来た道を急いで下山スタートする。

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【14:13】弥山小屋を通過する。

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木段を快調に下る。

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落ち葉の絨毯は気持ち良い。

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【14:57】「聖宝ノ宿跡」を通過する。

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マムシグサの実も真っ赤に熟す。

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【15:44】「奥駈道出合」に到着し、一休み、後は真っすぐ下るだけだ。

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こんな道良く登ったな!?木の根道に悪戦苦闘しながら慎重に下山する。

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【16:36】ほぼコースタイム通りにも関わらず4時半を過ぎてしまったが無事下山する。

弥山小屋、八経ヶ岳山頂での休み時間が長すぎたのかな?天の川温泉は諦めて、途中道の駅に立ち寄って帰途に就く。それでも自宅に戻ったのは20時半過ぎとなった。日帰り登山可能は実証できたがやはり大峰山系は遠いな!

期待した周囲の山々を望むことは出来なかったが、心配された雨に会わず紅葉も期待通りで、少し忙しい登山となったが兵庫県の山々とは異なるスケールの大きさを感じる事が出来、満足のいく登山であった。

しかしカーナビは最新の物に更新していかないとだめだな!?反省です。

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