一等三角点や天測点があるのだが・・・「三成山ハイク」

続いて向かったのが「三成山（みなるやま）」、同じく新温泉町（旧　浜坂町）にある山で事前調査では前評判の良くない山だ。
国道９号線に戻り、出合橋交差点から県道４７号線・浜坂へ向かい七釜口信号を左折し、田君川に沿って上流に車を走らせる。
浜坂の白馬公園から見る「三成山」。

この時期、花は見れないが、珍しい「田君川　バイカモ公園」横を進む。

【11:10】川に沿って奥へ後山の集落を過ぎ車道の一番奥、お地蔵さんの横の空き地に車を停める。約３０分ほどで到着した。

今日のコースは

後山登山口－尾根コース－三成山－元林道コース－後山登山口

活動距離　５．１ｋｍ、高低差　４７４ｍ

【11:15】少し戻り、後山集落、最後の民家横に登り口の標識あり。

ここが後山コースの登山口のようだ。

民家横を奥に進み、大きな石灯篭横を進む。

続いて「登山道　右に　お気をつけて」と案内有、右に進むが踏み跡良くわからない。

【11:27】間伐材や落ち葉が全面に溢れ、コースが良くわからない。テープを頼りに進む。ネットに書かれていたとおり不安がつのる。

ルートを見失ったようだ。テープが見当たらない。

GPSと地形を見ながら急斜面を登る。

シカの糞か？蹄の跡も沢山あり、けものみちを登っているようだ。

【12:09】４０分ほど彷徨い、急斜面にロープを発見！ようやくコースに戻ったようだ。

【12:13】S台と書かれたポイントに到着。

【12:22】 残り０．５ｋｍポイントに着く。

踏み跡はっきりせず油断できない。テープを頼りに尾根道を進む。

落ち葉を撮るゆとりが・・・？

【12:36】スタートから彷徨いながらも１時間２０分で無事山頂に到着した。

標高５３６．２ｍ「三成山」山頂の標識を見つけたが、雑木林の中で周りの展望はゼロだ。

初めて見た「天測点」の大きな石碑がある。天測点とは昭和２０年代～３０年代初めにかけて天文測量のポイントであったそうだ。県内ではもう一か所、淡路島にあるそうだ。

山頂には天測点だけではなく一等三角点もある。県内には２１か所しかない稀少ポイントだ。

人もめったに登らない、日も当たらないこのような山に何故このような稀少ポイントがあるのかナゾだ。

長居したくない山頂だが時間も１２時を過ぎ、急いで昼食を取る事にした。いつもの助六寿司を食べる。

【13:02】下山路は今来た道はまともに下山できる自信は無い。登りは山頂目指せば良いが、下山は裾野広く、一つ間違えば迷子になってしまう。事前調査で林道が近くを通っていることがわかっていたのでそちらに向かうことにした。

ジグザグに山の斜面を下る。このルートの方が尾根コースよりはマシなようだ。

【13:15】林道に合流する。

立派な林道で一安心と思っていたのだが・・・？

道はススキの原になってきた。

ついにブッシュになり、薮漕ぎをする事になってしまうとは！使用せずに何年も経つようだが道は何とかわかる。

全く展望が効かなかったが北東側の展望が開けた。遠くに見えるのは「久斗山」か？

【13:49】林道を下り、「田君川」に上流に到着し、川沿いに出発点に戻る。

【13:54】車を停めたお地蔵さん横に無事戻る。出発から２時間４０分ほどかかったがホッと一息だ。

「三成山」はネットで下調べしていると「ふるさと兵庫１００山」の中でもワースト１だとか酷評が多かったが納得だ。道は荒れに荒れており、天測点や一等三角点があることが「ふるさと兵庫１００山」に選ばれた理由かも知れないがとてもお薦めできる山では無い。コースも定かではなく、道標も不十分、眺めも良くない。

「ふるさと兵庫１００山」達成を目指す人以外は来ないだろう！？消化試合の一つ！ これで８７座踏破となった。

時間はまだ２時前だ。事前調査は不十分だが、街中で標高も低いので日没前には登れるだろうと思い切って「観音山」に向かうことにした。