山野草を観察しながら「野坂岳ハイク」
いつもの山仲間5人で福井県敦賀市の「野坂岳」に登った。「関西百名山」にも選定され、「敦賀三山」の一つで古くから地域で親しまれ、ブナ林や山頂からの展望が魅力の山だ。ちょうど山野草が花を付け、大いに楽しませてくれた。
【9:25】三田を7時10分に出発し、舞鶴道「若狭美浜IC」を出て一般道を走り、「野坂いこいの森」キャンプ場の駐車場に車を置く。時間は2時間15分ほどだがほとんど高速道で心地よいドライブだ。桜は残念ながら少し遅く葉桜になりかけていた。
出発準備を整える。
【9:42】登山口はキャンプ場のすぐ横だ。
場内には「イカリソウ」が群生し、満開だ。
スタート早々に山野草に詳しいメンバーが変わった花を見つけた。「ヒメカンアオイ」と言うそうだ。
まずは遊歩道のゆるやかな上り坂を進む。
「ミヤマカタバミ」が群生し、満開だ。
沢沿いに何度か渡渉を繰り返し進む。
沢沿いのコースも良く整備され、歩きやすい。
「ニリンソウ」を見つけた。
「エンゴサク」の可愛い花が疲れを癒してくれる。
【10:16】「トチノキ地蔵」に到着。
沢を渡渉し、階段を登り、ルートは沢と別れ斜面を九十九折に登る。
「ミヤマカタバミ」の群生が続くが、先ほどより花びらが尖がっているようだ。
振り返ると「敦賀湾」や「敦賀」の町が美しい。
【10:36】残り2kmポイントを通過する。
歩きやすい道が続く。
【10:49】「行者岩」分岐に到着し。「行者岩」に向かう。
【10:52】難路を登り、行者岩の上に立つと敦賀の町が眼下に広がる。
コースに戻り、山頂を目指すと「エンレイソウ」を見つけた。
【11:10】尾根筋に出て「一の岳」に到着する。
「イワウチワ」が登場!
快適な尾根歩きのスタートです。
尾根筋は風強く、積雪も多いのであろう!?杉も根元で大きく曲がっている。
【11:34】続いて「二の岳」を通過する。
ブナの原生林の中を進む。
自然が作った花瓶か?「ショウジョウバカマ」が可憐に咲く。
【11:47】「三の岳」を通過すれば山頂は近い。
「カタクリ」の保護地か?ロープが張ってある。
楽しみにしていた「カタクリ」だが、まだ蕾だった。
最後の上りに差し掛かる。
山頂手前の避難小屋前を通過する。
【11:55】スタートから2時間13分で標高914m「野坂岳」山頂に到着する。一等三角点がある。
山頂は広場になっていて遮るものは無い。360度の展望が広がる、
今日の天候は曇り時々晴れだが黄砂の影響か?空は霞んでいて展望は残念ながら良くない!北側の敦賀湾、敦賀半島、敦賀市街地を望む。
山頂は風強く寒い!昼食は避難小屋で取る事にして急いで記念写真をパチリ!
山頂手前の避難小屋で昼食を食べ、毎度お愉しみのデザートをいただく。小屋内には権現社が祀られている。
【12:45】山頂周辺で50分ほど休み、来た道を下山スタートする。
ブナ林の中を快調に下る。
快調に下って行くと「行者岩」の上に小屋で会った女性二人組が!
満開のヤマザクラまで下りてくると登山口は近い。曇ってきたが心配した天気は持ちそうだ。
【13:39】上り2時間13分かかった道を僅か54分で下山!高低差714m何んと言う健脚揃いか!?休憩時間も入れてスタートからちょうど4時間ほどでゴールだ。
帰り道、振り返ると「野坂岳」の雄大な山容を見る事ができる。
時間も早いので「越前蕎麦」をいただく事にして「千成そば」 に立ち寄り、「辛味大根おろしそば」をいただく。しかし期待したほど辛味無し!
なかなか来れない場所なので若狭町「みかた温泉 きららの湯」で汗を流し、帰路につく。
良く整備されたコースで危険個所も無く、迷う心配も無い。冬場は雪深くお勧めできないが、その他シーズンは山野草、ブナの新緑・紅葉と自然いっぱいの見どころ多く、また360度の展望も大きな魅力だ。誰もが楽しめる良いコースだ。
今日のコースは
野坂いこいの森登山口→行者岩→一の岳→二の岳→三の岳→野坂岳
同じルートを往復 活動距離 約6km、高低差 714m
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