三田里山山歩「ミツマタ求めて摂丹国境の愛宕山」
東京では早くも桜の開花が報じられ、暖冬の影響で花の開花はいずれも1-2週間早そうだ。ならばミツマタもそろそろ見ごろかも?と近場の「愛宕山」に山仲間を集い、マイカーで出かけた。
「愛宕山」は全国に何座あるのか?先日も京都の「愛宕山」総本山に登ったが、今日は三田市と丹波篠山市の市境、昔で言うと摂津と丹波の国境の山だ。
今日のコースは
母子・山の峰会館→稲荷神社→分岐→愛宕山→分岐→龍蔵寺→武庫川源流→母子大池→山の峰会館
活動距離 10.9km、累計標高差 556m、タイム 約5時間
【9:25】以前「愛宕山」に登った時は篠山側の「龍蔵寺」から入ったが、今日は三田市最北部の母子から入ろうと「母子・山の峰会館」の駐車場に車を置かせてもらう。
【9:33】出発準備を整え、西に向かってスタートする。寒の戻りで母子の朝はさすがに冷える!
【9:45】近畿自然歩道の道標に従って右に入る。
【9:54】程なく「愛宕山」と刻まれた立派な石燈籠前を進む。
【10:08】「稲荷神社」に着く。
中に入ると「天狗岩」と呼ばれる大岩の下に小さなお社が二つ祀られている。三田にこんな所があったとは!
参拝を終え、さらに進む。このコースは「近畿自然歩道」として整備されている。案内板には「三国ヶ岳」「愛宕山」「中尾の峰」の三峰を総称して「太平山」と呼ぶそうで、「龍蔵寺」の修行の山であった事が紹介されている。
【10:20】歩きやすい道を進むと分岐に着き、「愛宕山」へ左折する。
気持ち良い尾根道が続く。
【10:37】「龍蔵寺」からのコースと合流する。
急な尾根道となり、昨日の雪も残り滑りやすく慎重に歩を進める。
【10:42】スタートから70分ほどで標高648m「愛宕山」山頂に着く。山頂からの眺めは良くない。
今日のメンバー4人揃って記念の一枚。
山頂手前に展望の良い場所があり北側の展望が広がる。見えるのは「多紀連山」の西側か?
上りと同じ道を滑らないように慎重に引き返す。
【11:07】分岐まで引き返し、「龍蔵寺」に向け左折する。
【11:20】程なくミツマタの群生地に着く。
ミツマタの群生地として今までで一番のスケールかも?ほのかに良い香りが漂う!
黄色く丸く満開近い花もあるがまだ七分咲と言ったところか?明日から気温も上がるようなので満開は一週間後かな?
ここでも記念の一枚!
【11:33】「龍蔵寺」に向け下山進める。
群生地を過ぎてもミツマタの並木道だ。
シキミの花も咲き始めた。
【11:48】「龍蔵寺」山門前に着く。
参拝前に手前の広場で昼食とする。
【12:24】「龍蔵寺」山門を入る。
「大平山 龍蔵寺」645年に法道仙人が開基した天台宗の寺院で修験道の基地であったようだ。山号の「大平山」は先ほどの三座の総称だ。今はひっそりと静かなお寺だ。
「ミヤマカタバミ」が咲いていた。これから山野草が咲き始める!楽しみだ!
お寺の周囲にもミツマタが咲いている。
古い標識を確認して「武庫川源流」「母子大池」に向かう。
ぬかるむ林道を進む。
林道や枝道が多いが、YAMAPを睨みながら進む。「あたご山 南ルート」と書かれたこのルートを進めば途中までは間違いない。
小さな沢に沿って進むと道は荒れてきた。
【13:10】「武庫川源流」「海の恋人」と書かれた標識に着く。「海の恋人」とはロマンチックな名前が付けられているが誰の命名?
苔むす源流を進むと峠が見えてきた。
【13:17】尾根に着くが倒木多く荒れている。
こんな所に何故鍋がぶら下がる?
【13:23】三田側への下りに入るとすぐに林道に出た。
幅広く歩きやすい林道を下る。
【13:36】林道と別れ、沢に沿って「母子大池」に向かう。
数度、渡渉もあり。
【13:42】「母子大池」に出て、左岸に沿って進む。
歩きやすい道を池に沿って進むがシカ除けネットか?数か所あり。
アセビの花も満開だ。
【14:12】東側、母子側に着いたが、ゲートは施錠され、鉄条網まで施され立ち入り禁止の表示もある。どういう事か?やむなく乗り越えて出る。先日歩いた南側にはそのような封鎖は全く無く開放されていたが・・・?
「母子大池」を東側から望む。
母子と言えばお茶!茶畑を右手に見ながら進む。
【14:39】スタートから5時間余、「山の峰会館」に戻る。
山あり、花あり、源流あり、池あり、雪あり、泥道あり、大岩あり変化に富んだなかなか面白いコースだった。最後のゲートロックだけは理解できないが!
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