三田里山山歩「虚空蔵山から北尾根を縦走」

ステイホーム週間に入り、我が家から最も近い「ふるさと兵庫１００山」の一つ「虚空蔵山」に出かけることにした。登山自粛とは言え、あまり人に会わないコース選択をすれば許されるだろう！？

【9:20】先日の「焼山・西鎌倉山」と同じく家から１５分ほどのJR藍本駅駐車場に車を置く。さすがに好天に恵まれ、他のハイカーの姿も見える。

今日のコースは出来るだけ人に会わないように

JR藍本駅→裏参道→虚空蔵堂→虚空蔵山→八王子山→大谷山→油井→草野→JR藍本駅

活動距離　１１．３ｋｍ、累計高低差　６２７ｍ、コースタイム　約４時間半

【9:32】JR藍本駅西口を北に向かってスタートする。

【9:41】裏参道入口の歴史を感じる標識を左折する。

桜の大木の陰にひっそりと並ぶ六地蔵の前を進む。

【9:44】左右分岐をテープを目印に左折する。初めて裏参道を上った時に直進し、苦労した記憶がある。要注意ポイントだ！

舞鶴道高架下を進む。

気持ち良い植林帯の中を進む。

【9:59】四差路を直進する。

この時期になれば現れる「ギンリョウソウ」を発見！

【10:12】表参道に合流する。

「虚空蔵堂」石段を上る。

【10:14】「虚空蔵堂」に着き、衣服調整をして一休み！天気予報どおり今年初めて初夏を感じる。

さすがに表参道に合流すると人に出会う。ソーシャルディスタンス、１０ｍは空けてスタートしよう！

上り勾配は急になってきた。

【10:23】役行者祠を通過する。

【10:34】今田町側「陶の郷」からのルートと合流する。

最近ずっと癒してくれたコバノミツバツツジもそろそろ終わりだが山頂近くになるとまだ楽しませてくれる。

山頂手前の「丹波岩」が見えてきた。

【10:42】「丹波岩」で一休み。

良く晴れているがPM2.5か黄砂か？少し霞んでいる！南西方向には清水山そして遠くに見えるのは三草山か？

【10:46】標高596ｍ「虚空蔵山（こくぞうさん）」山頂に着く。「ふるさと兵庫１００山」にも選定され人気の山だ。三田市藍本と丹波篠山市今田町の境に位置する。

【10:48】北に向かって縦走スタートする。

小さく可憐な「稚児ユリ」を発見！

 

コバノミツバツツジの花が散り始め、新芽が出てきたタイミングはコントラストが美しい。

 

眺めの良い岩場に出た。北側には左から西寺山、とんがり山、白髪岳、松尾山と連なって見える。

 

南東方向には手前から須磨田三山、大谷山、千丈寺山その右手には羽束山が見える。三田市内の山々を隈なく登ったお陰で山の名前がわかるようになったことは嬉しい限りだ。

程よいアップダウンを繰り返しながら稜線を進む。

【11:16】関電鉄塔を通過する。

【11:40】標高４９６ｍ「八王子山」山頂に着く。

山頂は眺望は無く、三角点があるのみ。時間は手ごろになったので急いで昼食とする。

【12:07】「大谷山」目指してスタート。

新緑に癒されながら稜線を進むと正面に「白髪岳」「松尾山」が見えてきた。

所々で展望が広がる。東側すぐの山は先日登ったばかりの「海見山」だ。

【12:28】またも関電鉄塔を通過する。

【12:34】標高４１７ｍ「大谷山」に着く。

振り返れば歩いてきた「虚空蔵山」からの稜線上の峰々がきれいに見える。

【12:48】尾根道はその後「山上山」を過ぎ、急な下り坂となる。写真のような岩場もあるが迂回路もあり、心配は無い。

麓の街が見えてきた。

【13:02】油井西のバス停に下山する。

出発点の「藍本駅」に向かって南進する。

道端で旬のタケノコが売っていた。朝採り２本で２５０円、安い！お土産に買って帰る。

草野の集落に入り、正面に見える「日出坂峠」を通り、「藍本駅」を目指したいと思い、地元の人に尋ねるが舞鶴道工事や福知山線の複線化工事で旧街道は遮断されて今は通れないとの事。

「日出坂峠」は旧街道筋にあり、摂津と丹波の国境の峠であった場所だ。三田の民話でも「日出坂峠のもの言い地蔵」が紹介されている。

「日出坂峠」越えられず国道１７６号線は交通量多く、やむなく武庫川堤沿いに進む。

「ネコノメソウ」を発見！

【13:54】以前よりどこにあるのか探していた「摂丹国境の碑」をようやく見つけた。

「西鎌倉山」からの下山路と同じ堤防沿いの八重桜並木を進む。

のどかな田園地帯を進むと早くも田植えが始まっていた。

「日出坂洗堰」を進む。

「藍本駅」手前一部は国道１７６号線を車に注意しながら歩かねばならない。

【14:31】スタートからちょうど５時間で出発点の「JR藍本駅」に着く。

今年初めて初夏を思わすような晴天の中ではあるが湿度は低く、快適に歩くことができた。心配された３密も１グループに出会っただけでほとんど接触は無い。

久しぶりに歩いたこのコースは「虚空蔵山」山頂から先は標識は無いがテープ類は多く、迷う心配はないであろう。所々で眺望は開け、快適な尾根歩きが中心で、花にも癒され、史跡もあり、なかなか良いコースだ。お薦めしたい！