三田里山山歩「峯ヶ畑・扶養ヶ岳・山王山」三座縦走
7月に入り、梅雨が本格化し、今年もまた九州中心に豪雨災害が続く。6月末、上半期を終え、コロナによる活動自粛もあり、近場のヤブ山散策を中心に3日に一度のハイペースで山登りを続けたが今月に入り、天候不順で大幅ペースダウンだ。
日中は梅雨の中休みとなりそうとの事で朝、山仲間に声をかけ、急きょ11日ぶりに山に向かった。今日の山は我々にとってバイブルとも言える「慶佐次盛一」氏の著書「北摂の山(下)西部編」に掲載されている「峯ヶ畑と扶養ヶ岳」だ。
今日のコースは
永沢寺→花とみのりの道→関電巡視路入口→峯ヶ畑→扶養ヶ岳→山王山→永沢寺
活動距離 約7.3km、累計高低差 465m、コースタイム 3~3.5時間
【9:20】三田市の最北端、「永沢寺」横の霊園駐車場に集合し、車を置かせてもらう。
【9:28】県道を西に向かってスタートする。
市街地は曇ってはいたが明るく雨は大丈夫だろうと思っていたが、標高の高い永沢寺に来るとドンより曇り、小雨がパラつく。
【9:39】10分ほど歩き、分岐を左折する。
この道は「花とみのりの道」と名付けられる「大根谷林道」だ。
母子名産の茶畑を抜け進む。
峠を越え、かつての「柴田ファーム(閉鎖中)」への分岐を直進する。
渓谷沿いの道を下る。
昨日まで降り続いた雨のため増水している。
【10:08】林道の分岐を過ぎ、暫く進むとお馴染みの火の用心標識が立つ関電巡視路入口から山に入る。
植林帯の中、厳しい急坂を九十九折に上る。
いつものMテープを付け進むMさん。
【10:18】NO.25鉄塔に着き、ひと休み。
【10:23】林道と合流し、林道を進む。
【10:24】すぐに山道に入る。
鉄塔より先は傾斜はなだらかになり、テープと踏み跡を頼りに進む。道は明確で迷う心配はほとんど無く、危険個所も無いが倒木は少しあり。
【10:35】フェンスに囲まれた宇宙ステーションのような場所に着く。かつては大きな電波塔があったが上部は撤去され、基部だけ残っているようだ。
フェンス沿いに進んでみた。ここからの眺望が良いと書かれていたが木々が生い茂り、南側が少し開けるのみだ。
【10:39】コースに戻り、程なく標高659.8m「峯ヶ畑」山頂に着く。
周囲は木々に囲まれ眺望は無く、三等三角点があるのみだ。
今日のメンバー両先輩と記念の一枚です。
【10:45】ひと休み後、下山スタートするとまたフェンスが見えてきた。
フェンス沿いにう回路を進む。反射板、関電鉄塔(NO.24)と続く。
【10:49】今日初めて眺望の良い所に出た。南東側の眺望が広がる。右手の特徴的な山容は「大船山」だ。
もっと眺望が良いと思ったが、木々が大きく生育しこのポイントを除いては残念ながら見る事はできなかった。
「扶養ヶ岳」に向かって下る。
適度なアップダウンが続くが「峯ヶ畑」までの上りと比べ、踏み跡がわかりづらい。テープは多く見失わないように又尾根道を逸れないようにGPSを良くチェックしながら進まねばならない。
【11:02】テープを見失い、林道に出た。このコースを歩いた事のあるMさんの引率で林道を進む。
【11:10】林道の終点まで歩き、そこから山中に入る。
樹皮が剥がれされた木が目立つ。これは熊か鹿の仕業か?
テープを頼りになだらかな尾根道を進む。
【11:17】大きなヌタ場を通過する。
【11:19】小さな沢を渡渉する。
テープを頼りに「扶養ヶ岳」への上りに差し掛かる。
【11:33】標高660m「扶養ヶ岳」山頂に着く。ここも木々に囲まれ眺望は無い。
少し早いが山頂にて昼食とする。
【12:05】30分ほど休み、3座目「山王山」目指し下山スタートする。急坂を下る。
【12:16】鞍部、峠に出る。
この峠道は乙原から永沢寺に抜ける古道のようだ。昔の参道か?
「山王山」へは直進する。植林帯の中をテープを確認しながら上る。
途中、小さなピークを越え最後の上りに差し掛かる。
【12:31】標高641m「山王山」山頂に着く。ここも眺望は無い。
山頂には「永沢寺」の鎮守として五代目住職が祀ったと伝わる「山王権現」の石碑がある。
【12:43】最後の急坂を下り、分岐に出る。
分岐をテープに沿って左折し、北上する。
【12:47】日が射してきた!ため池に出る。
ため池にはたくさんの水草が生育している。白い可愛い花が咲く。ヒツジグサと切れ目ない葉はジュンサイか?
さらに北上すると「花しょうぶ園」のあずまやが見えてきた。直進は出来ないので右折すると廃屋が見えてきた。
廃屋裏の竹藪を抜ける。
【12:57】「山王山」からは意外とあっけなく県道に出た。
「永沢寺」前を駐車場に向け、進む。
左手には「花しょうぶ園」の向こうに「山王山」が借景の様に美しい。
【13:05】スタートから3時間半あまりで駐車場に戻る。
心配された雨はスタート時だけで後は降られる事無く、気温・湿度も思ったほど高くは無く、比較的快適に終える事できた。
しかし、慶佐次盛一氏が登られた2001年から20年近く経過し、木々は大きく成長したためか?紹介されている周囲の山々はほとんど見る事は出来ない。歩く人も少ないのであろうが踏み跡とテープを探しながら、GPSをチェックしながらの山歩きとなり、あまりお勧めできるコースではない。しかし、植林帯が多いためか薮漕ぎをするような所は無い。
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