「白髪岳」「松尾山」から東尾根を下る。
丹波篠山では梅はまだ咲き始めたばかりだが、春到来を感じさせるような土曜日となった。
「白髪岳」「松尾山」から東へ続く尾根道、JR篠山口駅に下るコースがNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送に連動して整備されたと聞き、城址が連なる尾根道を下ってみることにした。
今日のコースは
住山地区無料駐車場→住山登山口→白髪岳→松尾山→音羽山→火とぼし山→登山口→篠山口駅
距離 8.6km、累計高低差 上り 812m/下り 869m、標準コースタイム 約4時間
【9:00】まずはJR篠山口駅前駐車場に車2台で集合1台残し、1台で住山地区の無料駐車場に着き、出発準備を整える。
【9:08】「白髪岳」に向けスタートする。
「松尾山・白髪岳案内図」でコースを確認する。
【9:13】分岐の三差路を「白髪岳」に向け、左へ進む。
【9:22】植林帯の中、林道を進む。
【9:39】住山登山口の東屋に着く。
【9:40】標識に従って登山道を進む。
スタート早々厳しい上り坂が続く。
【9:48】折れた道標あり。「白髪岳」へは左へ!最初標識確認せず右に進んでしまい要注意だ。
急な上り坂が続き、汗が噴き出す。
【10:10】スタートから1時間、登山口から30分で稜線に出た。ベンチが置かれ、「白髪岳」山頂が見えてきた。
眺望が開けてきた。西側には「とんがり山」から「西寺山」そして奥には「西光寺山」が良く見える。
【10:26】岩場に入る。
補助ロープは設置され、それほどの不安は無い。
慎重に岩場尾根を進む(Fさん撮影)
東側、後で登る「松尾山」が美しい。
岩場を越え、最後の上りを進む。
【10:41】標高722m「白髪岳(しらがたけ)」に到着する。
「関西百名山」「ふるさと兵庫100山」にも選定される人気の山で一昨年12月に「とんがり山」から縦走して以来だ。
山頂からは360度の素晴らしい眺望が広がる。靄っていてはっきりしないが南側には「虚空蔵山」から三田の山々が見える。
北側には篠山盆地が広がり、その背後には多紀連山が連なる。
メンバー4人で記念の一枚です。
【10:47】「松尾山」に向け、急坂を下る。両側に補助ロープがセットされていて慎重に下れば心配は無い。
【11:11】尾根道に出て「松尾山」に向かう。
振り返れば「白髪岳」が美しい!
右手には「松尾山」もはっきりと見える。
【11:25】「鐘掛の辻」に着き、「松尾山」山頂に向け進む。
【11:35】標高685m「松尾山」(高仙寺山)山頂に着く。
隣の「白髪岳」と全く異なる山容で戦国時代には八上城の波多野秀治家来、酒井氏の居城「酒井城」がありフラットで城跡らしく遺跡も残る。
密を避けながら分散昼食とする。
【12:09】JR篠山口駅に向け、下山スタートする。
【12:21】この道は昔の古道か参道か?長い歴史を感じさせるお地蔵さんが残る。
【12:24】「肩越の辻」に着く。以前、山の会で来た時はここから「文保寺」に下ったが、今日は初めて右手尾根道を下る。
アップダウンを繰り返しながらよく整備された歩きやすい尾根道を進む。
【12:49】三角点のある標高530m「音羽山」に着く。
歩きやすい尾根道が続くが、木や枝が伐採され、脇にきれいに置かれ整備された事が良くわかる。
【13:06】「火とぼし山」山頂に着く。戦国時代の城址の案内が増えてきた。
振り返れば尾根道の先に「松尾山」が美しい。
【13:17】北側の「篠山盆地」の展望が素晴らしい場所に出た。バックに「三嶽」など「多紀連山」の峰々が良く見える。
この場所は今回のコース整備の一環で展望の障害になる木々を伐採したようだ!
【13:23】勘違いで右手にしばらく進んでしまった要注意の分岐点だ。
引き続きアップダウンを繰り返し進む。なかなかタフなコースだ。
【13:34】「大沢城址」に着く。ここも酒井一族の山城で光秀の丹波攻めで落城したと伝わるようだ。
タフな尾根道を標高を少しずつ落としながら進むと正面に「禄庄城址」の小山が見えてきた。
【13:50】続いて「禄庄城址」に着く。ここは「大沢城」の付城であったようだ。
「篠山盆地」俯瞰でき、監視する目的で造られた城であろう!?
最後、植林帯の中を下る。
【14:07】長い歴史を感じさせる「大沢八幡神社」を参拝する。
登山口を出て、篠山市街地を進む。
【14:17】「伊能忠敬笹山領測量の道」江戸末期(1814)に測量のため、当地を歩いたそうだ。
【14:20】車一台置いておいた「篠山口」駅前駐車場にゴールする。
スタートから5時間10分ほど、初めて下った東尾根ルート、歩いた距離は8.6㎞と意外と少なかったが、急坂あり、岩場あり、快適な尾根道あり、天候・眺望に恵まれ、良く整備され、史跡も多く良いコースだった。我が家近くに多くの登山コースがあるが、やはりこの「白髪岳」周辺ルートが最も本格的なコースだと再認識した一日だった。
以前、山の会では「文保寺」経由で篠山口駅まで下ったが、車道が長く退屈した記憶がある。少しタフではあるが、良く整備されていて危険個所も無く東尾根ルートを是非お勧めしたい。
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