三田里山山歩「大船山・初めての南尾根縦走」

今日で２０２１年も半分終わり、明日からは７月だが梅雨が本格化して天気予報には傘マークが並ぶ。貴重な晴れを活用しようと近場の「大船山」に向かった。

昨日の地元FM局ハニーFMやまよもやまばなしで三田市の三角点が紹介され、併せて今後整備したいお勧めトレッキングコースも紹介された。その中で歩いたことがない「大船山」の南尾根を歩いてみることにした。

今日のコースは

つくしの里→下槻瀬・天柏神社→稲荷神社・登山口→空木谷三角点→反射板→大船山→大舟寺跡分岐→十倉峠→十倉→つくしの里

途中、十倉の県道に合流したあたりでYAMAPが停止してしまいました。実際は県道歩いて「つくしの里」まで戻っています。よって歩行距離はプラス３ｋｍで９．４ｋｍ、時間的にもプラス３５分で４時間１０分ほどになります。

【10:20】三田市高平地区のもち処「つくしの里」に車を置かせてもらう。

【10：28】登山口に向け、県道を南へスタートする。

登山口に向け左折する。これから向かう「大船山」と南尾根がよく見える。

「羽束川」に沿って南下する。「羽束山」が美しい！

【10:39】「羽束川」に架かる「太田橋」を渡り、下槻瀬の集落に入る。

【10:44】「天柏神社」に着く。

左隣には「下槻瀬公会堂」建ち、登山口へはどこからと探す。

【10:48】周囲をウロウロし、公会堂左手に山に向かう道を発見！

急勾配の舗装路を上る。

【10:54】道路の行き止まりにまたも神社が建っている。

参道の石段を上る。

【10:57】稲荷神社と書いてある。三田市内には全く知らない歴史を感じる神社仏閣がまだまだ多くある。

【10:58】本殿右手に「大船山系縦走路入口」と書かれた標識があり、ここが登山口のようだ。コースすら明確にわかっておらずネット上でも歩いた記録はほとんど見つからない。にも関わらずこのような標識が整備されているとは驚きだ。

尾根伝いに上る。荒れてはいるが踏み跡はあり、不安は無い。

【11:10】何のアンテナか？小さなアンテナ横を進む。

アップダウンを繰り返しながら尾根伝いに進む。途中、巻き道の踏み跡あり、途中のピークを通らなくても縦走できるかと思い進んだが、東側に下る廃道のようだった。最終的には道無き道を強引に稜線まで上る羽目になる。軌跡上コブのようになっている部分です。倒木、枝等あるがひたすら尾根伝いに踏み跡たどって歩くことだ。

縦走路からは木々に囲まれているが、木の間から東西の山々が時折見える。これから向かう「大船山」の山頂が見えてきた。

【11：53】ピークをたどること４つ目か？標高４９６．７ｍ四等三角点に着く。角が削られている。

「空木谷三角点」と名付けられている。周囲の眺望はあまり良くない。

途中コンビニで買ってきたおにぎりをいただく。

【12：05】尾根道を引き続きスタートする。尾根道は北東方向に進んできたが、次のピークで北に方向を変えねばならない。そのまま直進しないように注意が必要だ。

姿は見えなかったが何か動物が前方を横断した音が聞こえ、大声を上げて驚かす！猪か？鹿か？樹皮を剥がされた木も多く、ヌタ場も見つけた。

進行方向に「大船山」山頂が近づいてくる。

三角点を過ぎてからの尾根道ではチラホラとテープが現れ、コースもあまり荒れていない。歩く人が多いのか？

「大船山」への上りに差し掛かる。

【12:57】鉄の柵が現れた。

大きな反射板が２枚登場です。

反射板の右手に「羽束山」がきれいに見える。

可愛いキノコ

山頂はもうすぐだ。

【13:07】スタートから2時間40分、登山口から2時間10分でお馴染みの653.1ｍ「大船山」山頂に着く。

神々を迎える石室が残り、「ふるさと兵庫１００山」にも選ばれる三田を代表する山の一つだ。いつも「波豆川」から５０分ほどで山頂まで上れるがこのルートはなかなか上りごたえがある。

ここにも「大舟谷」三等三角点がある。山の上で谷と付く名が多いのはなぜか？

山頂からも「羽束山」がよく見える。

遠く大阪平野が見える。

【13：19】下山コースはいつもの道をスタートする。補助ロープが設置される急坂を下る。

【13:27】「大舟寺跡」分岐を「十倉・波豆川」に向かう。

歩きやすい道を快調に下る。

【13:35】「十倉峠」に着き、「十倉」に向かう。

「十倉」に下るのは久しぶりだが荒れていて歩きにくい。

【13:50】ため池に出た。

【13:57】「十倉登山口」の獣除けゲートを出る。

【14:07】県道を出発点「つくしの里」に向かって歩道を歩く。

三角錐の「大船山」の山容はいつ見ても格好良い！

【14:24】「羽束川」を渡る。

「高平小学校」の左手に歩いてきた南尾根がよく見える。

【14:38】スタートから4時間10分で「つくしの里」に戻る。

駐車場をお借りしたお礼も兼ねてソフトクリームを食べて、わらび餅をお土産にひと休みする。

初めての「大船山南尾根縦走」だが予想外に踏み跡がしっかりあり、時折の眺望も良く、良いコースだった。須磨田三山や虚空蔵山、大谷山から母子大池など南北に連なる良い縦走コースも多い。「大船山」の一般コースは距離が短すぎて物足りなさも残る、少し整備すればもっと良いコースになるであろう！？