「関西百名山」活動再開は北近江「金糞岳」
緊急事態宣言も解除になり、梅雨明け後好天が続く。ならばと関西百名山踏破に向けて4ヶ月ぶりに活動再開しようとまずは滋賀県内を終わらせるため一泊二日で78座目「金糞岳」と79座目「横山岳」をソロで目指した。
まずは「金糞岳(かなくそだけ)」に登る。
コースは鳥越林道・大朝口→大朝の頭→金糞岳→白倉岳(往復)
【9:00】朝6時自宅をスタート!ナビでは名神道経由の方が距離、時間とも早いが連休中の混雑を考えて北回り、舞鶴道経由で北陸道・木之本ICを出て、一般道から鳥越林道を走り、鳥越峠から少し下った所の「大朝登山口」にちょうど3時間ほどで到着した。
駐車スペースは5-6台ほど、他に車は無い。鳥越林道はもっと細い林道を予想していたが意外と良い道でびっくりだ。
【9:12】道路脇の登山口から入る。
登山道を上る。
【9:21】あっという間、10分足らずで稜線上の登山道に合流する。
ヒグラシやアブラゼミ、蝉の鳴き声を聞きながら尾根道を山頂に向う。
アジサイのような白い花が満開だ。「ノリウツギ」
美しいブナ林になってきた。
「コアジサイ」の花は終わっているが群生している。
急勾配は無く自然林の中を進む。爽やかな風が吹き、暑さはあまり感じない。
【9:40】あっという間に頂上まで20分の標識を通過する。
東から北東側の眺望が開けてきた。金糞岳の最大の魅力はこのあたりからの白山、御嶽山や北アルプスの山々が望めることだが残念ながら今日は靄がかかったような天候で見えない。
山頂への最後の上り坂となってきた。
【10:03】スタートから50分ほどで標高1317m「金糞岳(かなくそだけ)」山頂に着く。
滋賀県内では「伊吹山」に次ぐ第二位の高峰だ。滋賀県最北東部、長浜市と岐阜県揖斐郡揖斐川町の県境に位置する。登山口が標高1000mほどあるので1時間足らずで登れるのは当然か?
立派な山頂石碑だが明治百年記念で立てられたようだ。
一般的な山頂標識もある。
山頂は広場になっていて三角点も少し離れてある。眺望は良くない。
ランチタイムには少し早いので眺望の良い天空のプロムナードとも呼ばれる「白倉岳」に向う。
【10:24】20分ほど休みスタートする。
「アザミ」の花が美しい。
「白倉岳」が見えてきた。天空のプロムナードと聞いたが背丈ほどもあるクマザサや低灌木に囲まれ、足下も見えない所もあり、快適な尾根道とは言えない。
南側には深い谷、そして山々が見えるがやはり霞んでいるのは残念だ。
山頂が近づいてきた。
シャクナゲも目立つ。春にはカタクリ、イワカガミなど山野草も多くの花が見られるようだ。
こんな花も?「ミヤマホツツジ」と言うそうだ。
【11:03】二等三角点のある標高1270.7m「白倉岳」山頂に着く。
今日はスタートから誰にも会わなかったが昼飯を取っていると2組3人と出会い、シャッターを押してもらう。
【11:24】同じコースを下山スタートする。
「金糞岳」を目指して尾根道を戻る。
今日は熊除け鈴も使用です。
【11:56】「金糞岳」まで戻る。
正面に見える山は「伊吹山」か?
東側の眺望は相変わらず、スッキリ見えない。
【12:33】縦走路と大朝登山口との分岐まで戻る。
【12:38】スタートから3時間半ほど登山口の駐車場に戻る。車は2台増えている。
最短路を往復したためあっけなく下山してしまった。このコースはやはり春の花や秋の紅葉期、そして空気が澄んで見通しが良いことが満足の条件かな?1000mを超える稜線歩きのためか?あまり暑さを感じなかった事は良かった。これで「関西百名山」も78座踏破となった。
時間も早いので帰り道「鳥越峠」に立ち寄る。
「鳥越林道」の立派な石碑があった。平成9年竣工と書かれていて単なる林道と言うよりは滋賀県長浜市と岐阜県揖斐川町を結ぶ幹線道路だ。
峠から「金糞岳」の雄大な山容が見える。
今日の宿は長浜だのビジネスホテルだがスムーズに下山したためホテルチェックイン時間には早すぎ、何十年ぶりか分からないが秀吉の出世城と呼ばれる「長浜城址」の建つ「豊公園」を散策する。
3時過ぎにチェックインし、オリンピック開会式を見ながら早めに床に就く。
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