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90番ポストから「行者還岳」を往復

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ようやく夏が戻ってきてくれた。山友にお付き合い願い「関西百名山」踏破に向けて大峰山系の山々に二泊三日で山旅に出かけた。まずは「行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)」、関西百名山81座目となる。

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今日のコースは「行者還岳」登山の最短路

国道309号線90番ポスト→大峰奥駈道分岐→天川辻→行者還の宿→行者還岳(往復)

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【9:40】家を出て3時間と少しで国道309号線「行者還トンネル」の東側、90番ポストと呼ばれる駐車スペースに車を停める。先行車両は一台だけだ。

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防災、防犯のためか?100mごとにこのような大きな看板がある。

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【9:49】出発準備を整え、駐車スペースの向かい階段をスタートする。

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木陰で爽やかな風が吹き、暑さは感じないがスタートすぐの急登は息が切れる。呼吸を整えながら急坂を上る。

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【10:14】登山レポートにたびたび登場するヒノキの巨木に着く。噂通りの神が宿るような大木だ。

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【10:16】支稜に出ると素晴らしい青空と「大普賢岳」の鋭鋒が見えてきた。

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道標に沿って歩を進める。

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元林道か?フラットな歩きやすい道となる。

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急な支稜線の尾根道を上る。

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【10:41】スタートから50分ほどで主稜線となる「大峯奥駈道」に合流する。

「大峯奥駈道」は吉野と熊野を結ぶ大峰山脈の縦走路で8世紀初めに役行者が開いたとされ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されている。

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稜線に出ると正面、西側に奥駈道が続く「弥山」が大きな山容が目を引く。

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眺めの良い「大峯奥駈道」を北に向かう。「大普賢岳」が美しい!

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【10:55】歴史の道と記された立派な石標前を通過する。

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コース上、あちこちでトリカブトが満開だ。

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トリカブトと眺望に癒やされながらアップダウンを繰り返し奥駈道を進む。

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【11:17】前方に「行者還岳」山頂が見えてきた。

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【11:21】「小坪谷」からのルートとの合流点「天川辻」に着く。

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「天川辻」には地蔵尊が祀られている。よく見ると「電線塔安全」「通行人安全」と記されており、かつて立っていた関電鉄塔の安全も祈念しているのか?

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「行者還の宿」が見えてきた。

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【11:25】「行者還の宿跡(行者還避難小屋)」に着く。立派な避難小屋だ。背面には「行者還岳」の急峻な山頂が見える。

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避難小屋にはトイレあり、室内も写真のようにきれいに掃除され、寝具も装備されている。

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南側から来た行者はあまりの垂直の絶壁を見て引き返したため「行者還岳」と名付けられたと言う由来が良くわかる山容だ。

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【11:29】山頂へは南側からとても上れない。北の肩に出て南西に向かう尾根道を進むため巻き道をスタートする。

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大きな岩場下を通過する。

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荒れた急な岩場となり慎重に上る。

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朽ちかけた梯子もあり、一歩一歩注意が必要だ。

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【11:44】北の肩に出て尾根を南に山頂を目指す。

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【11:53】スタートからほぼ2時間で標高1546m「行者還岳」山頂に着く。

周囲はシャクナゲや樹林に囲まれ展望は無く、三角点がある。ほぼ予定通りお昼になったのでランチタイムとする。

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「行者還岳」は第58番の靡(行場)で錫杖が奉納されている。

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今日のメンバー3人で記念の一枚です。

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山頂南へ樹林帯の中を歩くと南側の絶壁の上に出る。そこからは「大峯奥駈道」の山々が美しい!「弥山」が正面に見え、左奥に見えるのは「仏生ヶ岳」か?

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【12:36】素晴らしい眺めを満喫しながら来た道を下山スタートする。

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【12:44】「七曜岳」に続く「大峯奥駈道」と下山路の分岐をうっかり直進してしまう。

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この山は?快調に進んでしまい、しばらく行って間違いに気付く。

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「みなきケルン」前を通る。昭和40年5月に大阪工業大学のワンゲル部員の遭難碑だった。

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【13:04】20分ほどかかり、分岐石標まで戻る。

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避難小屋目指して下るがこの先も踏み跡がはっきりしなく下り過ぎてコースを見失う。少し下って巻き道に入らねばならない。このあたりは迷わないように注意が必要だ。

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【13:35】無事梯子に戻り、来た道を引き返す。

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【13:43】少し苦労したが無事「行者還避難小屋」に戻り、ひと休み。

上りは僅か24分で山頂に着いているが下山は道迷いを2度もしてしまい1時間以上費やしている。反省です!

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快晴の中、眺望を楽しみながら下山する。当方遠くに見えるのは「大台ヶ原」であろう!?

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トリカブトも疲れを癒やしてくれる。

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「弥山」に続く「大峯奥駈道」が良く見える。

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【14:32】「大峯奥駈道」と下山路の分岐を左に下る。

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【14:50】上りでは発見できなかった「タイタン広場」。元林道なのであろう?日産のトラック「タイタン」が放置されている。

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後は来た道を快調に下る。

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【15:15】快晴にも関わらず、秋を思わすような爽やかな風にも恵まれ、反省も残るがスタートからほぼ5時間半ほどで無事スタート地点の90番ポストに戻る。

今日の宿「洞川温泉」で温泉と美味しいお酒でゆっくり疲れを癒やす。

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