釈迦如来像がお出迎え!世界遺産「釈迦ヶ岳」
暑い日が続くが標高の高い山なら暑さをしのげるであろう!?と関西百名山80座目となる大峰山系「釈迦ヶ岳」にソロで向った。山頂には「釈迦如来像」が出迎え、大峰山系随一の眺望が望め「関西百名山」だけでなく「日本二百名山」にも選定される名峰だ。
標高1800mあり、奈良県十津川村と下北山村の境に位置し、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部だ。
今日のコースは
太尾登山口→分岐→古田の森→千丈平→分岐→釈迦ヶ岳(往復)
京奈和道「五條IC」を出て、国道168号線「旭口」から「林道栗平線」を「旭ダム・奥吉野発電所」を通り、山道に入る。登山口まで残り7kmしかしこの道が厳しかった!どんどん高度を増すがカーブが多く、落石もあり、運転しながら酔いそうで注意が必要だ。
【9:20】家を出て3時間半「太尾登山口」に到着する。峠で標高1300mほどに位置し、道路の両側に10台ほどの駐車スペースがある。
車の車外温度は22℃を示し、予想通り爽やかだ。
トイレは工事中だった。
そのため仮設トイレが設置され、トイレを済ませて出発準備を整える。
登山届を提出する。
熊出没注意の大きな標識もあり。
【9:38】「大峯釈迦ヶ岳釈迦ヶ岳登山口」をスタートする。
幻想的な雰囲気の登山道を進む。
岩場には補助の梯子も設置されている。
標識も良く整備されている。
なだらかな尾根道となり、自然林の中を進む。
トリカブトの花が咲く。
【10:17】標高1465m「旭・不動木屋谷林道」からのルート分岐に着く。
右手に「大峯奥駈道」の山々が見え始め、特徴的な「大日岳」が見える。
気持ちよいミヤコザサの美しい尾根道を進む。
【10:49】標高1618m「古田の森」に着く。
ミヤコザサの中、緩やかな尾根道を引き続き進むが前方がガスってきた。
前方に「釈迦ヶ岳」が見えるはずだが残念ながらガスが出てきて見えない。
【11:13】標高1560m、広々とした「千丈平」に着く。春にはバイケイソウやシロヤシオなどの花々が見られるようだ。
のんびり戯れる鹿の群れを眺めながら「千丈平」を進む。
【11:20】「かくし水」と呼ばれる水場に着き、喉を潤す。キャンプ場もある。
【11:30】少し急坂となり「大峯奥駈道」と合流する。
さすがに世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に入ると立派な石標が立つ。
山頂目指してミヤコザサの中、「大峯奥駈道」最後の上りとなり、トウヒやシラビソなどの針葉樹林を進む。
【11:38】スタートからちょうど2時間で標高1800m「釈迦ヶ岳」山頂に着く。
「釈迦如来像」は1924年(大正13年)夏に「オニ雅」と呼ばれる強力(ごうりき)が一人で担ぎ上げたそうだ。
山頂からは大峰山系随一と言われる360度の眺望が望めるのだが北側は深い霧に覆われている。おにぎりを食べながら様子を見たが残念ながら霧は晴れず見ることは出来なかった。
山頂には一等三角点がある。
北側の「八経ヶ岳」「弥山」など代表的な山々を望むことは出来なかったが、「大峯奥駈道」はこの急坂を下り、進むようだ。
山頂で出会った登山者にシャッターを押してもらう。
【12:07】30分ほど休み、来た道を引き返す。
【12:14】分岐まで戻る。「深仙宿」「大日岳」あたりまで「大峯奥駈道」を歩いて見たかったが霧深く、登山口工事現場の人の今日は午後にわか雨に注意ください!と言う助言もあり、そのまま来た道を引き返すことにした。
緩やかな尾根道を下る。前方に「古田の森」が見えてきた。
振り返ってみるがやはり「釈迦ヶ岳」山頂は霧の中だ。
南側は霧が晴れてきた。北西側には金剛山や大阪平野も見えてきた。
南側は霧が晴れてきて、行って見たかった秀峰「大日岳」が良く見える。鎖場の行場となっているようだ。
南に続く「大峯奥駈道」の峰々が良く見える。
【13:12】分岐まで戻り、左へ「太尾登山口」へ下る。
「大峯奥駈道」南の峰々に別れを告げる。
【13:42】下山時間1時間35分、スタートから4時間5分ほどで雨に降られること無く無事「太尾登山口」に戻る。
このコースは危険個所は無く、緩やかな尾根道が中心で眺めよく初心者でも手軽に登れる良い山だ。人気があるわけだ!このコースは登山より登山口までの運転の方が疲れる!これで関西百名山も節目となる80座踏破となった。残り20座ガンバロー!!
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