好天に恵まれて「上高地」から「西穂高岳独標」へ
昨秋計画していた「エベレスト・ビュートレッキング」がコロナ禍で中止となり、代替企画となった上高地から西穂高岳独標への登山に参加した。10月とは思えない暖かさ、好天に恵まれての登山となった。
コースは
10月9日 上高地→西穂山荘
10月10日 西穂山荘→西穂高岳独標→西穂山荘→新穂高ロープウェイ 西穂高口駅
<一日目>
新幹線から中央本線に乗り継ぎ松本で下車し、バスで2年ぶりの上高地に入り「西糸屋山荘」一泊。朝起きて宿の周囲を散歩すると木の間から穂高岳の峰々が神々しく見え、ファイトが湧いてくる。
河童橋のすぐ近くお世話になった「西糸屋山荘」の全景です。
【7:55】「西穂高岳」登山口に向け、梓川右岸を西に遊歩道をスタートする。
【8:07】「ウェストン碑」前を通過する。
【8:12】「西穂高岳」登山口前でひと休み。
良く整備された登山道を緩急を付けながら上る。10月の北アルプスとは思えない暑さで汗が出る。
ヤマハハコか?まだ咲いているように見えるがドライフラワー化しているようだ。
【9:22】左手に昨年今頃登った「焼岳」が見えてきた。
急坂となってきた。
【10:15】最後の水場「宝水」を通過する。
ところどころで美しい紅葉も見られる。
高山植物は赤い実を付けている。
ひたすら上りが続く。
切り株からど根性新芽が出ている。
【11:45】「焼岳」に繋がる尾根に出た。
尾根道を進む。
【11:57】「西穂山荘」が見えてきた。
【11:59】登山口から3時間半あまりで多くの登山客で賑わう「西穂山荘」に到着。
皆さん元気に到着し、缶ビールを飲みながらおにぎりを食べる。
標高2367m「西穂山荘」看板持って記念の一枚。
標高2367mあるが暖かい!温度計を見ると14℃ある。
コロナ禍で山小屋も仕切り板が付き、一人あたり布団一枚と荷物スペースも確保されている。
まだ時間も早いので外に出てみる。正面に「霞沢岳」がきれいに見える。
【14:58】明日登る「丸山」までお散歩することにした。ゴロゴロ岩場を上る。
「丸山」手前の眺望の良い場所まで行ってみた。明日登る「西穂高独標」から「ピラミッドピーク」「西穂高岳」が見える。
「前穂高岳」から「明神岳」の峰々を望む。
「笠ヶ岳」は残念ながら雲の中だ。
【15:29】30分ほどのお散歩を終え、「西穂山荘」に戻る。
テントサイトには色とりどりのテントでいっぱいになってきた。
【17:00】夕食はハンバーグをいただく。
夕食後外に出てみたが雲が広がり、夕焼けは見られない。
消灯は9時、早めに床につく。
<二日目>
【5:25】早朝外に出てみた。「八ヶ岳」方向、東の空は見事な朝焼けが広がる。日の出はもう少し左側で見ることは出来なかった。
昨日は見えなかったが、朝日を浴びて「笠ヶ岳」が美しい。
出発前にメンバー13人揃って記念の一枚。
【6:47】ピストンのため荷物は最小限とし「西穂高独標]に向けスタートする。
スタート早々岩場を慎重に上る。
振り返れば「西穂山荘」の向こうに「焼岳」「乗鞍岳」がきれいに見える。
多くは無いがナナカマドの紅葉が美しい。
朝日を浴びて「西穂高岳」への峰々がきれいに見える。
西側には「笠ヶ岳」が美しい。
「前穂高岳」から「明神岳」に連なる峰々
素晴らしい眺望の中、快調に歩を進める。
【7:17】標高2452m「丸山」に着く。
引き続き進む。
振り返ると歩いてきた稜線の向こうに「焼岳」「乗鞍岳」が美しい。
西方向、遠く雲の上にうっすらと「白山」も見える。
北北西方向には「双六岳」「黒部五郎岳」など北アルプスの山々が見える。
イワツメクサがまだ可憐に咲いていた。
「霞沢岳」「焼岳」の間を流れる「梓川」が美しい。
【8:19】岩場手前でストックを置き、登山ガイドから岩場の登り方の注意点、三点支持の説明を受ける。
「独標」手前の岩場を進む。
「西穂高独標」への上りとなる。
厳しい岩場が続き、危険個所には鎖もセットされている。
【8:38】1時間50分ほどかかり、標高2701m「西穂高岳 独標」に着く。
「ピラミッドピーク」「西穂高岳」へ稜線が続き、その先「ジャンダルム」「奥穂高岳」と厳しい岩場が続く。「西穂高岳」までは行ってみたかった!
「前穂高岳」「明神岳」方向は残念ながらガスが出てきた。
皆さん元気に着き、「独標」山頂で記念の一枚です。
来たルートを引き返す。
上りより下りが恐い!慎重に下る。
私も元気に下ります。
もう少しガンバロー!
【9:06】全員無事下り、岩場を振り返る。
ひと安心!来た道を引き返す。
ナナカマドの紅葉
【10:40】「西穂山荘」が見えてきた。
山荘に戻り、ビールに名物「西穂ラーメン」をいただく。
【11:47】新穂高ロープウェイ「西穂高口」駅に向け、下山スタートする。
もっと楽なコースかと思っていたがなかなかの下りが続く。ビールを飲んでひと安心のメンバーはペースが上がらない。
【13:08】ようやく避難小屋を通過する。
続いて江戸時代末期「槍ヶ岳」に初登頂したと伝わる「播隆上人」像前を通過する。
【13:10】新穂高ロープウェイ「西穂高口」駅に着く。
標高2156mのこのポイントに三等三角点があり、驚きだ。
ロープウェイを待つ間、展望台で歩いてきた「西穂高岳」を眺める。
【13:45】ロープウェイに乗車
ロープウェイからの眺め!紅葉が進み、美しい光景が広がる。正面の「笠ヶ岳」が雲に隠れたのは残念だ。
上りのロープウェイとすれ違う。
バスを待つ間「しらかば平」でくつろぐ。ロープウェイは珍しい2階建て構造だ。
足湯で疲れを癒やす。
【15:00】バスで今日の宿「上高地帝国ホテル」に向かう。
全員元気に下山出来、素晴らしい天候に恵まれ大満足の「西穂高岳 独標」登山だった。
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