日本晴れ!ススキ原が広がる「生石ヶ峰」
11月に入り、日本晴れの好天が続く。山友と関西百名山87座目となる「生石ヶ峰(おいしがみね)」に登った。
和歌山県海南市の南東方向、高野山から西に伸びる長峰山脈のほぼ中間に位置する紀美野町と有田川町にまたがる草原で関西随一とも言われるススキの原が人気のスポットだ。しかし砥峰高原や曽爾高原、岩湧山は知っていたが、関西百名山を目指すまでは正直言って知らなかった。
今日のコースは
小川八幡神社登山口駐車場→直登コース→生石高原→笠石→生石ヶ峰→生石神社→桜の小径コース→小川八幡神社登山口駐車場
【8:40】中国道が一部通行止めのため阪神高速道、阪和道を乗り継ぎ、海南東iCを出て小川八幡神社手前の生石山登山者駐車場に到着する。スペースは20台ほどか?平日のためか先行車は一台だけ。
駐車場横には水車が回っている。
小川八幡神社前を進む。
キンモクセイが良い香りを放っている。
トイレに寄って出発準備を整える。
今日のコースを確認する。
直登コース(5.2km)を上り、桜の小径コース(5.5km)を下る計画だ。
【8:55】さあ!スタートです。まずは車道を進む。
各種標識が整備され指示通り進めば迷う心配は無い。
このあたりは有田みかんなど柑橘類の産地で今は柚子の出荷最盛期のようだ。
案内に従って山道と車道を繰り返し進む。
【9:39】イチョウの黄葉進む大観寺前を進む。
【9:48】弘法大師の押し上げ岩に着く。
どこ?と近くの大岩を覗くと確かに大きな窪みがあった、これが弘法大師が大岩を押し上げようとした時の窪みと言うことか!?
かなり上ってきて見晴らしも良くなってきた。
【9:59】白樫の大木が現れた。ここが不動辻で登山道への分岐となっている。
案内に従って左折する。
少し荒れてはいるがなだらかな上り坂を進む。
【10:17】龍王水と呼ばれる水場に着く。しかし「この水は飲めません!」との事。
植林帯の中、上り坂が続く。
【10:43】廃墟となった国民宿舎跡前を通過する。このような光景を目にするのは関西百名山を目指しだしてから3回目かな!?
樹林帯を抜け、ススキ原になってきた。最後の階段を上る。
【10:51】スタートから2時間弱で「山の家 おいし」前に着く。今日は平日でお休みだ。
「生石高原」西の端に位置し、遠くには無線中継所のアンテナが見える。
一面、見事なススキの草原が広がる。遠くの「火上げ岩」の方で何か撮影会?が開かれているようだ!?行ってみよう!
結婚式と思ったが何かCMの撮影か?
この山は残念ながらご覧のように車道が「生石高原」まで通じていて手軽に登って来られるのでちょっと興ざめ感はありますね!
弘法大師が護摩修行をしたと伝わる「笠石」の社を参拝する。
「笠石」からススキ原の先に「生石ヶ峰」山頂を望む。東西に広がるこの草原は2kmほどあるようだ。
撮影会の終わった名物スポット「火上げ岩」。
続いて展望台を目指す。
ススキの草原の向こうには素晴らしい眺望が広がる。南側に山々が連なるが山名はわかりません。
【11:23】展望台に着き、「生石高原」の地図を確認する。
展望台から歩いてきた西側の草原の素晴らしい眺め。
中央に「笠石」右手に「山の家 おいし」左手端に「火上げ岩」が見える。
日を浴び、銀色に輝くススキの穂
続いて「生石ヶ峰」山頂を目指す。
【11:37】分岐から山頂を目指す。
山頂になだらかな上り坂を進む。
【11:43】標高870m「生石ヶ峰」山頂に着く。関西百名山87座目となりました。
一等三角点囲み、メンバー3人揃って記念の一枚。
良い天気だが北風が強く、南斜面でランチタイムとする。
西側遠くには紀伊水道、和歌山の海が見える。
リンドウがひっそりと咲いていた。
【12:27】40分ほどランチタイムを取り、下山スタートする。
紅葉が進み出した樹林帯に入る。
眺めの良い岩場から素晴らしい眺望が広がる。方向は先日登った「護摩壇山」「伯母子岳」などが見えるはずだがわかりません。
【12:39】「生石神社(しょうせきじんじゃ)」に着く。
「生石」と書いて山は「おいし」と読み、神社は「しょうせき」と読む。何故かはわかりませんが面白い!
神社を参拝する。
本殿裏には大きな岩がそびえる。
西暦989年、この地に一夜にして約48mの立岩が出現し、生石大明神と崇敬され、同年社殿が造営されたと伝わる。
下山進める。
【13:23】林道を歩き、旧札立峠地蔵尊を過ぎ山道に入る。
快調に下る。
【13:57】民家に出て、柚子を出荷中の農家に柚子をいただく。ありがとうございます。
【14:07】桜の小径入口に着き、小川宮を目指す。
桜の小径を進む。
ススキも良いが紅葉もいいな!!
【14:20】車道に合流する。
【14:28】スタートから5時間半あまりでスタート地点の登山者用駐車場に戻る。
初めての「生石が峰」、名前も知らない山だったが好天に恵まれ、関西随一とも言われるススキ原を観ることが出来、秋を満喫した想い出に残る一日だった。
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