関東の駅百選

相模湾に面し絶景な「根府川駅」

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JR東日本・東海道本線で小田原駅から西へ2つ目の駅が「根府川駅」だ。「根府川駅」も「関東の駅百選」に選ばれている。その選定理由は「ミカン山を背に相模湾を見下ろし日の出が絶景な駅」とある。

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ホームを跨ぐ陸橋から水平線が見える。

Photo_25 東海道本線では珍しい無人駅だ。

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風光明媚な駅だ。テレビ・映画ロケや鉄道写真の好撮影ポイントとして人気があるようだ。

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東海道線東京・熱海間で最も利用客数が少ないが、元旦には初日の出を拝むため多くの人で賑わうようだ。

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駅前には桜の大木があるが、まだ三分咲きと言ったところ。

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駅前では露天で名産品のみかんが売られている。

Photo_36 裏山には多くのミカン畑がある。

これで神奈川県の25駅は全て回った事になる。全体では62駅だ。北関東や三多摩、山梨などまだまだ多くの駅が残るがこれ以上は残念だが無理かな。

足柄山の金太郎がお出迎え「大雄山駅」

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小田原で伊豆箱根鉄道・大雄山線に乗り、約20分終点の「大雄山駅」で下車した。この「大雄山駅」も「関東の駅百選」に選ばれている。その選定理由は「足柄山のシンボル『金太郎像』が出迎えたくれる三角屋根の山小屋風の駅」とある。

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選定理由にもある三角屋根の山小屋風の駅舎外観。

Photo_13 コンコース内には名物「天狗せんべい」の大きな立て看板がある。

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薄暗い駅舎内。

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駅前に立つ足柄山の金太郎像

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同じく駅前に真新しい「金太郎大明神」が置かれている。この金太郎大明神に触ると「鉞(まさかり)」」即ち「まさかのご利益」を授かるとか。

Photo_20 大雄山最乗寺へは駅前バスターミナルから約10分で繋ぐ。

湘南の奥座敷「大磯駅」

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関東での生活も残り僅かとなり、「関東の駅百選」巡りもとても全て回ることはできなくなった。せめて神奈川県内だけでも回ろうとまず「大磯駅」に向かった。選定理由は「明治時代から別荘地となっている気品のある地に、端然とたたずむ木造建築の駅」とある。

Photo_3JR東日本東海道本線で東京駅から11番目、平塚駅の次の駅で、その距離は67.8kmだ。

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静かな落ち着いた雰囲気の構内だ。

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三角屋根の小ぢんまりとした木造駅舎。

Photo_6 駅全景。裏はすぐ山だ。タクシーが数台客を待つ。

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駅前の桜は満開に近いのもあった。

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駅前の町制施行100周年を記念して建てられたモニュメント「大樹」。

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駅正面の「澤田美喜記念館」。岩崎弥太郎の孫で、エリザベスサンダースホームを設立された方だそうだ。

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大磯海水浴場への道。「海水浴場発祥の地」「湘南発祥の地」「明治政界の奥座敷」などのキャッチフレーズが付けられている。

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住所は神奈川県中郡大磯町東小磯。開業は明治20年(1887)と120年を越える。
5年前の夏、クソ暑い日に旧東海道を歩いて以来だ。その際訪れた吉田茂の別荘が昨年全焼したことは記憶に新しい。

最後に苦言を呈したい。関東の駅百選の金色認定書が見つからず、駅員に尋ねたところ、「あっ!それは掲示していません。駅長室に保管してあります。」との回答。何だそれ!何の意義も感じていない様子。まだまだ国鉄ですね!!

 

碓氷峠の玄関口「横川駅」

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中山道を進み、初日の終着点となったJR東日本信越線「横川駅」も「関東の駅百選」に選ばれている。その選定理由は「急勾配の峠『碓氷峠』への玄関口の駅」とある。

1887年(明治21年)横川~軽井沢間のアプト式鉄道の開通以来、峠越えの列車に機関車を連結する運行の拠点として発展したが、1997年(平成9年)長野新幹線の開業に伴って、横川~軽井沢間は廃止され今は高崎~横川間を走る信越線の終点だ。

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相体式ホーム2面3線のホーム構造を持つが、現在ではほとんど1線のみしか使われていない。

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駅名標には「めがね橋」が描かれている。

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構内にはアプト式の古い模型も展示されている。

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旧横川運転区は「碓氷峠鉄道文化むら」として公開されている。

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駅前には横川~軽井沢間のシェルパとして活躍した「EF63-3号」機関車の動輪が展示されている。

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横川と言えば「峠の釜めし」が素焼きの日本を代表する駅弁として有名だが、駅前には現在も「元祖 峠の釜めし おぎのや」は元気に営業中だ。

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廃線を利用し、トロッコ列車が走り、側道は「アプトの道」と名付けられて整備され、横川~めがね橋まで通ずる遊歩道となっている。

小田原線と江ノ島線の分岐点小田急「相模大野駅」

Photo_2 小田急電鉄で新宿から急行に乗り32分小田原線と江ノ島線の分岐点「相模大野駅」に到着する。
「相模大野駅」も「関東の駅百選」に選ばれている。その選定理由は「『ふるさとの顔づくりモデル地区』として位置づけられた、相模原市の南の玄関口として誕生した巨大な都市空間駅」とある。

Photo_3 急行だけでなく一部ロマンスカーも停車する拠点駅だ。

Photo_4 橋上駅舎となったおり、広いコンコースには陽光も採り入れられ省エネにも考慮されている。

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いつもの金色の認定証を探したが見つからない。駅員に尋ねると教えてくれた「関東の駅百選選定記念スタンプ台」。スタンプラリーが終わって5年経つがまだここでは残っていた。しかし、認定証はどうも無さそうだ。

Photo_7それではと記念スタンプを押してみた。

Photo_8  「ステーションスクエア」と名付けられた駅ビルとなり、専門店やホテルが入り、2棟建つ。両棟を繋ぐ中央部は広々とした吹き抜け空間となっている。

Photo_9 通路には特設店舗が設けられ、しめ飾りなど正月用グッズの陳列準備に店員さんも大忙しだ。Photo_10

改札を出て、中央の吹き抜け空間から左右に出口は分かれる。最初の写真は南口。こちらは北口だ。

Photo_11 北口からは商店街を抜け、伊勢丹に通ずる。アーケード入口には「政令指定都市 相模原市誕生!」の大きな垂れ幕が掲げらている。。
来年の4月に全国19番目の政令指定都市となるようだ。相模原市は戦後誕生した市としては初で神奈川県では横浜市、川崎市に続き3番目となる。県内に3つの政令指定都市を持つ都道府県も神奈川県が初のようだ。

今年の「関東の駅百選」巡りも今日で最後となる。一生懸命回ったつもりだが数えるとまだ58ヶ所目だ。残るは遠隔地ばかりで先はまだまだ長い。

トンネルの合間に建つ京王井の頭線「神泉駅」

Photo 渋谷から京王線井の頭線各駅停車で一駅「神泉駅」に到着する。この駅も「関東の駅百選」に選ばれている。その選定理由は「静かでトンネルの合間の小駅」とある。その通り渋谷の雑踏が嘘のように閑静な高級住宅街の中、坂道の多い地形の中ひっそりと建っていた。

Photo_2 両側をトンネルで挟まれ、まるで地下駅のようだ。

Photo_3 Photo_4 複雑な地形の坂道に駅舎は建つ。

Photo_8坂道上部2階の出入口。

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次の駅は「駒場東大前」。東京大学の駒場キャンパスがある所だ。

Photo_7 京王線路線図。このあたりは京王線を始めとして東急線、小田急線が複雑に交わり走る。田舎者の私にはいつまで経っても馴染めない。

人気の住宅地を走る東急世田谷線「三軒茶屋駅」

Photo_18京王線下高井戸駅から世田谷区内の高級住宅街を走る東急世田谷線の終着駅「三軒茶屋駅」も「関東の駅百選」に選べれている。その選定理由は「れんが造りの高層ビルの中でヨーロッパ風の駅舎にレトロな路面電車の走る駅」とある。

改札口には自立型のPASMO機が並ぶ。

Photo_19  二両編成の路面電車形式の電車が走る。しかしほとんどは専用軌道を走る。

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両側に一列ずつ座席が用意され、途中の無人駅用に車内にもPASMOが設置されている。

Photo_21 沿線は10駅総延長5KMを約10分でつなぐ。料金は全区間均一料金140円。

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三軒茶屋の地名の由来はかつて当地は大山道と登戸道の追分(分かれ道)にあたりその名の通り三軒の茶屋が並んでいたとか。

Photo_26 駅はキャロットタワーの敷地内にある。複合高層ビル「キャロットタワー」の由来はレンガ色壁面をにんじん色に見立てて一般公募で決まったらしい。

徒歩5分ほどの所を東急田園都市線が走るが、何の変哲も無い地下駅でこちらは対象には入っていない。

日本一の巨大ターミナル駅「新宿駅」

Photo_6  一日400万人もの乗降客で賑わう日本一のターミナル駅「新宿駅」も「関東の駅百選」に選ばれている。その選定理由は「首都圏の西の玄関口としてJR東日本、小田急、京王、営団、都営地下鉄の路線が集まる大ターミナル駅」とある。以前より利用機会は多いもののあまりの大きさに撮影・掲載する気になれず今日になってしまった。

Photo_7 JR山手線、中央線、埼京線が集まり16番線までのホームと東西の改札口を繋ぐ中央通路。

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16番線ホームから山手線ホームを見る。

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新宿3丁目、歌舞伎町に繋がる新宿駅東口。西武新宿駅も近い。

Photo_15 東京見物「はとバス」の停留所は東口にある。

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都庁を始め副都心へ繋がる新宿駅西口。小田急線、京王線へも繋がる。

Photo_13 青春時代の想い出深い「新宿駅西口交番」。今も待ち合わせ場所の定番のようだ。

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甲州街道に面する新宿駅南口。

他にも新しい改札口が数ヶ所あるが、あまりの人・距離に疲れた。ホントいつ来ても人の多い好きになれない駅だ。「関東の駅百選」認定証がどこにあるのか?探す気にもなれずだ。

レンガ造りの見事な橋上駅「深谷駅」

Photo 中山道を歩く途中に「深谷駅」が「関東の駅百選」に選ばれていると言う事で立ち寄った。
選定理由は「東京駅を彷彿させる赤煉瓦のモダンな駅舎と時代を先取りした多目的な駅」とある。

Photo_2 深谷駅の雄大な姿が近づいてきた。埼玉県北部の人口も約15万人の地方都市にこのような駅がある事の驚かされる。東京駅丸の内駅舎の煉瓦が当地「日本煉瓦製造」で製造され、それに因み1996年(平成8年)に建てられたと言う。

Photo_3 上野から高崎線で17駅約75分、利根川と荒川に挟まれ、日本一の生産を誇る「深谷ねぎ」の産地としても有名だ。

Photo_4 Photo_5 深谷駅の大きな駅名看板の横に「関東の駅百選」の認定書は輝く。

Photo_6 駅前にはたくさんの花が咲く庭園が整備されている。イルミネーションもセットされ夜には見事な景観が造り出されることであろう。

Photo_7 駅舎は橋上駅となっている。

Photo_8 竣工は意外にも平成8年と新しく、構内は洗練されている。

Photo_9待合室兼観光案内所には駅舎のミニチュアモデルが展示されている。

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駅前の公園には地元出身の「日本資本主義の父」と呼ばれる「渋沢栄一翁」の銅像が立つ。

名実ともに多摩ニュータウンの中心「多摩センター駅」

Photo_3 多摩都市モノレール「多摩センター駅」も「関東の駅百選」に選ばれている。その選定理由は「多摩ニュータウンの中心に新たに誕生した車輪をイメージしデザインされた駅」とある。

Photo_4 多摩都市モノレールは東京都や西武、小田急、京王などが出資する第三セクター方式で設立され、多摩丘陵を南北に走る。「多摩センター駅」は南の起点となっている。

Photo_5安全に配慮され、落下防止のためホーム全域に安全ガードで保護されている。

Photo_6 Photo_7東京都多摩市にある「多摩センター駅」から東京都東大和市の「上北台駅」まで約16kmを走行する。2000年1月に全通したそうだ。

Photo_8 ショッピングセンター等も多く、小田急や京王への都心に出る乗換駅となっている。

Photo_9 モノレールと私鉄2路線は写真のようにほぼ直角に交差している。

Photo_10 都心へ通ずる小田急多摩線や京王相模原線への乗り換えのためペデストリアンデッキが設けられている。

Photo_11 Photo_12 私鉄2駅の駅名には写真のように頭に私鉄名が付され、「多摩センター駅」はモノレールのみで、よって「関東の駅百選」選定対象はモノレール駅だけだ。

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