古くは「枕草子」にも登場する信州最古の温泉が別所温泉だ。肌が滑らかになることから「美人の湯」とも呼ばれている。
写真は「足湯ななくり」横にある「湯かけ地蔵」
別所温泉は平安時代から「七久里の湯」と呼ばれ、有名な和歌集にも登場するとの事。無色透明な硫化水素臭を有す単純硫黄温泉だ。
旅館の内湯の他4ヶ所の外湯、共同浴場がある。まずは「大湯」だ。木曽義仲ゆかりの湯で愛妾「葵の湯」とも呼ばれる。
朝6時から開いており、皆で早朝から行ってみた。料金は150円と格安で、既に多くの人が訪れていた。露天風呂もある。
湯川沿い、北向観音近くの「大師の湯」、同寺開祖の慈覚大師の名が付けられている。料金は同じく150円だ。
湯川沿い、一番奥に位置するのが「石湯」で「真田幸村の隠し湯」とも呼ばれている。天然の岩風呂が人気とか。料金は同じく150円。
北向観音を見上げる位置にあるのが「足湯ななくり」。料金は無料だ。
お世話になった「齋藤旅館」。お世辞にも綺麗とは言えないが、人の良さそうなご主人で庶民的な旅館だ。このシルバーウイーク過去に無いほど連日予約で満室とか。
こじんまりとはしているが、露天風呂もある。
その他、駅前に「あいそめの湯」がある。新しい外湯だ。料金も500円と少し高いが、広々とした内湯、露天風呂があり、話題の岩盤浴もあると言う。
上田電鉄終点「別所温泉駅」から徒歩10分で「北向観音」に着く。この寺は南向きの善光寺と向かい合うように北向きに建ち、古くから善光寺に参拝したら、北向観音にも参拝しないと「片参り」となり、願いがかなわないと言われ、結願御礼も合わせてお参りすようになったとか。と言う訳で我々も最後の仕上げと北向観音を参拝した。
通りに面して立つ山門(?)をくぐり、商店街を抜け、北向観音に向かう。
驚きは手水所は「慈悲の湯」と呼ばれる源泉となっている。温かいお湯が湧き出ている。色々回ったが初めての体験だ。
正式には北向山常楽寺と言い、天台宗の寺院。平安初期の825年慈覚大師円仁によって開創。本尊は千手観音で「厄除け観音」として信仰を集める。
朱印にも坂東・秩父別格札所の文字が。
鐘楼の左手に上田市の指定文化財でもある巨大な愛染桂がそびえる。
北原白秋や松尾芭蕉の歌碑のバックには「温泉薬師瑠璃殿」が建つ。
これで昨年8月より13ヶ月で坂東・秩父合計六十七ヶ所と結願御礼二ヶ所を参拝し終えたが、各所で祈願し続けた景気回復が一向に見えない。民主党さん鳩山新総理一日も早い景気回復を切にお願いします。
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