西国三十三ヶ所観音巡り

荒れた裏参道を登って西国番外札所「花山院」

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新型コロナウィルス問題で次々と予定は中止、スポーツジムも営業休止となり、天気の良い日は山登りの日々が続く。先日の西国二十五番札所「清水寺」同様に番外札所「花山院」にも裏参道があるとの話を聞き、山仲間を誘って早速向かった。

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【9:45】「花山院」参道下の駐車場に集合し、駐車場代500円を支払う。

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今日のコースは

花山院参道下駐車場→裏参道→花山院→菩提山山頂→花山院→表参道→十二妃の墓→花山院参道下駐車場

活動距離 約4km、累計高低差 約300m

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【9:52】表参道を左に見て、県道を200mほど戻り、左折する。

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舗装道を進む。

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尼寺の集落へ東に進む。

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集落内に入り、石垣沿いに参道を目指す。

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裏参道に入る。

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再び舗装道に出て、ため池横を進む。

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予想外に良く整備されている。

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【10:07】村の鎮守様か?境内はきれいに掃き清められている。

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神社を過ぎると道は一変!荒れてはいるが道は確認できる。

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脇道多く、テープを頼りに進む。

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往時の参道の面影を残す頭の欠けた石像が残る。

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徐々に勾配は急になり、倒木も増えてきた。

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ミツバツツジも咲き始めたようだ。

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【10:40】スタートから50分ほどで「花山院」境内端のトイレ裏に出た。

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薬師堂、本堂の屋根が見えた。しかし、この道を封鎖するように木が植えられている。現在、「花山院」としては活用されていない現状が良くわかる。間をすり抜け中に入る。

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境内に入り、山頂を目指すがまたゲートがあり、すり抜け進む。

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西国三十三ヶ所札所の名前が書かれた石仏が並ぶ。一般の参拝者が見れないのは勿体ない!

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朽ちたベンチが二つ残り、昔は眺めの良い休憩所だったようだ。

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【10:50】標高421.3m、四等三角点のある山頂に着く。「菩提山」と書かれたプレートが置かれている。この山は「菩提山」と言う名前?山号は「東光山」だし、「阿弥陀ヶ峰」とも聞く?

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山名プレート持って今日のメンバー3人揃って記念の一枚。

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周囲は木々に囲まれ、展望は無い。

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アセビの花も咲き始めている。

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山頂を後にして、元広場まで戻ると真っすぐに境内に入れそうな踏み跡あり、下ってみよう!

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下っていくと北側の展望が良い場所に出た。正面に「千丈寺山」が良く見える。

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「花山院」裏の倉庫のような場所に出た。

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表に回ると南側に「有馬富士」が美しく見えてきた。

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右手、西側には「千丈寺湖」が良く見える。

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第一駐車場に出た。

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【11:18】「花山院」山門を入る。

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手水所で手を洗う。

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静かな境内に入る。こじんまりとしているがいつ来ても清浄な雰囲気が漂う良いお寺だ。

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花山法皇殿の札がかかる本堂を参拝。

花山法皇が隠棲し、西国霊場として再興したお寺だ。コロナ問題あるが遠方からの参拝客も多いようだ。

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展望所からは南側の展望が良い。

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花山法皇御廟所

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昼食は外に出て日当たりの良い第二駐車場で取ることにする。

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門を出るとすぐに八丁の丁石が残っていた。表参道の距離は約900mとの事なので合致するが、こちらに八丁の丁石があると言う事は昔は下山路だったのか?

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【11:36】第二駐車場の隅を借りて昼食とする。

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いつもどおりM子さんの美味しい手作りケーキをいただく。

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【12:10】急勾配の自動車路、表参道を下山スタートする。

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【12:20】花山法皇を慕う女官たちが麓の尼寺の村に庵を結び、法皇の心を癒すためにこの坂を上り、このあたりから琴の音色を聞かせた事から「琴弾坂」の名が残る。

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往時を偲ばす石像や丁石が残る。

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M子さんが発見!何故こんな場所に?自然?故意?

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尼寺の天満神社前を進む。

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【12:33】あっという間に表参道入口に下山する。

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【12:36】少し下った所にある「十二妃の墓」に立ち寄る。

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花山法皇の后「弘徽殿女御」の墓を中心に11人の女官の墓が取り囲む。

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【12:43】スタートから3時間弱でスタートの駐車場に戻る。

「播州清水寺」に続き、「花山院」の今では荒れて歩く人もいなくなった裏参道を歩くことができた。

表参道は自動車道となり交通量も多く歩行者には安全とは言えない。歩いて上り下りする人も多く、往時の雰囲気を残す裏街道を少し手を入れれば復活できると思うのだが・・・?加えて山頂に至る道も西国札所の石像や眺めの良い休憩場所もあり勿体ない。「花山院」としては現状の境内、参道は塵一つ無く整備が行き届いており、管理エリアを広げる事は手がかかり大変な事はわかるが是非復活願いたいものだ。

西坂から初めて登る西国第25番札所「清水寺」

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以前より気にはなっていたが、良くわからなかったが西国第25番札所「御嶽山清水寺」通称「播州清水寺」の西坂だが、YAMAPで歩かれている方の投稿があり、K夫妻の協力を得て早速出かけた。

丹波篠山市今田町を抜けて「清水寺」に向かって左折すると、正面に「御嶽山」が見えてきた。

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【10:00】清水寺参道自動車道入口でK夫妻と待ち合わせ、登山者用駐車場に車一台置き、西坂登山口に向かう。

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今日のコースは

西坂登山口→西坂→山門跡→清水寺参拝→山門跡→本坂→本坂登山口

活動距離 4.8km、累計高低差 上り/376m、下り 306m

コースタイムは上り、下りとも1時間以内で歩ける。

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県道311号線「上鴨川木津線」を西に走り、「上鴨川住吉神社」の先の路地を右折し、5分ほど走ると右手に古い道標が現われた。

「右 きよみず、左 ほっけ」と書かれている。加東市の文化財にもなっているようだ。「右 きよみず」に少し戸惑ったが、もっと先にあったものをここに移設したようだ。

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【10:36】道標の少し先に大きなため池があり、そこに4-5台の駐車スペースがあった。そこに駐車させてもらい、準備を整え、いよいよ出発だ。50mほど先に「是より清水」と書かれた道標があり、右折する。

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その横には「NPO 西国古道ウォーキングサポート」と書かれた看板もある。

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西坂に入る。左手には椎茸の古い原木が並ぶ。

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二丁と書かれた丁石が残る。本来の順路は本坂から登り、参拝後西坂に下ると言う事になるので西坂から登ると言う事は四国のお遍路で言う逆打ちになる。そのため丁石は二丁と書かれている事は理解できる。

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緩やかな上り坂が続く。思ったほどコースは荒れてはおらず、しっかりとした参道を進む。

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鬱蒼とした木々に囲まれ順調に進むが、徐々に勾配は急になってきた。

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八丁の丁石を進む。掲載はしていないが、多くの丁石が残る。

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石畳の名残りか?苔むした石がゴロゴロ転がる。

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【11:09】境内に入ったのか、フラットな広場に出ると六地蔵が並ぶ。

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左手の墓地?を回ると古い墓石が残る。

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【11:14】六地蔵まで戻り、「是より山門まで三丁」を確認して山門に向かう。

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枝打ちされた小枝を踏んで向かう。

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【11:21】本坂との合流点に着く。「右 法華山」と書かれた大きな石碑が並ぶ。

ここは何度も来た事のあるポイントだ。「右 法華山」の意味が良くわかった。法華山は「西国第26番 法華山一乗寺」の事、加西市にある札所だが、西坂を下って歩いて向かう。何キロあるのか?昔の人は偉かった!!

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長い石段を上る。

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「右 花山院御廟所」と書かれた石標あり。「24番 中山寺」「番外 花山院」どちらからも参拝する人がいるのだろう!?

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左側には十七丁の丁石あり。

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今は駐車場側に立派な山門があるが昔はここに山門があったのか?

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石段を登り終わると右手に古い懐かしい郵便ポストが立つ。「山の上の引退ポスト」としてSNSで人気だとか?

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【11:31】「大講堂」に着く。

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自らの健康、安全をそして新型コロナウィルスの早期終息を祈願する。

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山頂目指して再び石段を上る。

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この花は?

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「根本中堂」

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山頂下には「多宝塔跡」。

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「多宝塔跡」の上、標高552m「御嶽山」山頂の標識を探すが、薮の中で残念ながら見当たらない。

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日当たりの良い「多宝塔跡」で礎石を椅子代わりにして昼食を取る。

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広い境内を散策する。車で上がって来るよりはご利益があるような??

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【12:42】「本坂」「西坂」の合流点に戻り、「本坂」を下山スタートする。

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すぐに一丁の丁石が。

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古い道標前を進む。

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良く整備された「本坂」は緩やかな下り坂を九十九折に下る。

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登山口手前に十七丁の丁石あり。

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【13:23】登山口に到着。

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傍らには大きな石碑が立つ。距離は十八丁とある。1丁は109.09mなので約2kmと言う事か?両坂ともほぼ同じ距離と言う事か!?

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駐車場に戻り、西坂登山口に向かう。

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帰路、清水寺近くの「ブリラート」に寄り道して美味しいジェラートをいただく。

長年の謎が解けた気がするハイクとなった。西坂は思ったほど荒れてはおらず安全に安心して歩ける。昔の巡礼者の気持ちが少しはわかったかな?展望は良くないが、桜咲く頃、紅葉時期、清水寺の魅力が一番発揮できる時期に行ってみては如何ですか?

4年ぶりの書写山へ!参道を登る。

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 今年、傘寿と喜寿を迎えた義父母は相変わらず元気です。
 しかし数年前に結願した「西国三十三ヶ所めぐり」だが途中で始めた「笈摺(おいずる)」【*袖なしの白衣】への朱印が途中になっていて気がかりで、さすがに長い階段を登る自信は無いとの事で、「笈摺」への朱印残り7ヶ寺を依頼され、7月から暇を見つけて回ってきた。

 今日の西国第27番「書写山圓教寺」で終了となった。
4年前の11月、もみじまつりの最中、ロープウェイに乗って参拝したが、今回は麓から歩いて参拝してみようと、ネットで調べてみると6ルートあるようだ。ロープウェイの駐車場から最も近い表参道(東坂参道)を歩く事にした。

「もみじまつり」で賑わう西国27番「圓教寺」(2010.11.13)

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【10:13】書写山ロープウェイの駐車場に車を置き、東坂参道を探す。

Img_0221ロープウェイの書写駅で道を尋ねると、壁に貼った案内図を教えてもらう。

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ロープウェイは往復900円、わずか4分で山上駅に運んでくれる。

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ガイドにそって進む。住宅地の中が少しわかりずらい。

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登山口近くの「八王子神社」では秋まつりの準備で大賑わいだ。

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【10:30】鹿除けのネットをくぐり、参道入口を発見!

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姫路周辺特有の大きな岩場となっていて、予想外に面白いコースだ。往時を感じさせる石標が案内してくれる。

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【10:40】眺めの良い「五丁展望所」を進む。

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本当に面白いハイキングコースで家族連れなどハイカーも多く、ビックリだ。

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【10:55】書写山ロープウェイ「山上駅」に到着する。

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入山料500円を支払う。東坂参道以外の5コースは入山料支払う事無く参拝できるとか・・・?

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【11:07】山門に到着する。

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【11:13】歩き始めてちょうど1時間で、標高337m、西国第27番札所「書写山圓教寺」「摩尼殿(まにでん)」*本堂に到着する。「西の比叡山」と呼ばれるだけあって立派な大寺院だ。

Img_0274「笈摺」へ朱印をいただき、これで結願だ。

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続いて5分ほど離れた「大講堂」「食堂」「常行堂」がコの字に並んだ「三之堂」を参る。秀吉が毛利攻めの際、本陣を張った所で、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でもロケが行われ、パネルが展示されていた。

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【12:00】「三之堂」を出発し、下山路は「山上駅」までは馬車道を選択した。お年寄りや体の不自由な方へ「山上駅」と「摩尼殿」をつなぐマイクロバスが走る。

Img_0296往路と同じ「東坂参道」を下り、多くのハイカーが行き交う眺めの良い岩場を下る。

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【12:51】スタートの「書写山ロープウェイ」駐車場に下山する。

眺めの良い変化に富んだ参道で、手頃なハイキングコースとして多くのハイカー?参拝客?に出会った事も良く理解できる。

<他に今回参拝した札所を紹介しよう。>

【7月5日】

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西国第26番札所「法華山 一乗寺」

【8月14日】

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西国番外札所「東光山 花山院」

【8月15日】

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西国第8番札所「豊山 長谷寺」

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西国番外札所「豊山 法起院」

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西国第9番「興福寺 南円堂」

【9月15日】

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西国第28番札所「成相山 成相寺」

愛犬連れて「播州清水寺」へ登る。

Dsc09454連休最終日、力を持て余し気味の愛犬Ⅱ号まだ生後8ヶ月のミックス犬「チャコ」を連れて、近くの西国第25番札所「播州清水寺」の登山道を散歩した。(愛犬Ⅰ号は家でお留守番です。)

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【11:33】「播州清水寺」徒歩登山口下の駐車場に車を停め、出発する。片道約2km、40分ほどの道のりだ。

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紐を付けて歩くと快調だが、紐を離すと逆行したり、立ち止まり何かくわえたり、鳥の鳴き声に驚いたりとなかなか進まない。

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ところどころにうっすら雪が残る。

Dsc09431「大講堂」下の長い石段を快調に上る。

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【12:18】西国第25番札所「播州清水寺」大講堂に到着し、参拝する。年明けから神社仏閣に参拝するのは幾つ目かな!?

Dsc09438_2続いて「根本中堂」への長い石段を上る。元気すぎてとても付いていけない。

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「根本中堂」を参拝する。

Dsc09441「清水寺」名前の由来ともなったと言われる「おかげの井戸」へ。

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遠く瀬戸内海、淡路島まで見る事が出来る。

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【12:50】境内を回った後、往路と同じ山道を下る。快調に下る「チャコ」ちゃんです。

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【13:23】自動車道料金所下の徒歩登山道下の登山口に到着。3年ほど前にも愛犬1号マルチーズ「アイチャン」を連れて登ったが、やはり「チャコ」の運動能力は凄い!また来よう!

愛犬連れて西国第二十五番札所「播州清水寺」

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日課の愛犬の散歩だが、少し遠出をして、西国第二十五番札所「播州清水寺」の麓から参道を上った。参道を上るのは3年ほど前の正月以来だ。車で上ると参拝料を徴収されるが、麓の駐車場に車を止め、上ると無料だ。

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もうすぐ4歳になるマルチーズの愛犬「あいちゃん」は短い脚を大回転して必死についてきた。約2km、40分の道のりをコースタイム通りで上る事ができた。なかなか大したもんだ。

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西国第二十五番札所「播州清水寺」を参拝するのは紅葉を見に来た昨秋以来だ。

我が家から最も近い西国第二十五番札所「播州清水寺」

紅葉ライトアップ見物に西国第二十五番札所「播州清水寺」

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標高500mに建つ「清水寺」の境内にはまだ桜が残る。

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一本の枝から紅白の花が咲く珍しい桃の花も咲いていた。

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下りも元気なあいちゃんでした。お疲れさん!!

梅まつりで賑わう中山寺から奥之院、中山最高峰を歩く。

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西国巡礼再興の舞台にもなった「安産祈願の観音さま」西国第二十四番札所「紫雲山 中山寺」を久しぶりに参拝した。

安産祈願で賑わう西国第二十四番札所「中山寺」

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本堂の西北側にある観音公園には約1000本の梅林が広がる。梅の花が見ごろで「梅まつり」が開かれているとの事でカミさんや義父母、姪と連れ立って見物に出かけた。

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いろいろな梅の花が咲いていた。しかしまだ五分咲きと言った所か。

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つばきも見事な花を咲かせている。春もすぐそこまで来ている事を実感する。

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昼食後単独で「中山寺 奥之院」に向かう。都心に近く多くのハイカーで賑わう人気コースだ。参道になっているため多くの石仏が並び、退屈しない。

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道標には「享保19甲寅年11月」の文字が見える。享保19年を調べると西暦1735年となり、今からなんと280年近く昔と言う事になる。

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山門から1時間近くかかり、いい汗かいてようやく「奥之院」に到着する。

Dsc00387 引き続き中山最高峰を目指し、進む。

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30分ほどで中山最高峰(478m)に到着する。山頂には標識は見当たらず、三角点があるのみだ。

Dsc00389 北側は展望が開けるが、ゴルフ場が見える程度だ。

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縦走路は続くが、雨が降りそうな気配なので、少し戻り、標識に従って中山桜台に下山し、カミさんの実家に戻る。

日本百観音霊場満願!!

「西国三十三ヶ所巡礼」も無事結願し、「板東三十三ヶ所巡礼」「秩父三十四ヶ所巡礼」と合わせて、約2年半の短期間で「日本百観音霊場」を晴れて満願することができた。10年間にわたる関東での単身赴任を終え、昨春関西へ戻った事で貴重な体験をすることができた。これからの第二の人生、健康な毎日を願いたい。

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●各霊場巡りのブログ記録索引は次の通りです。

         ①坂東三十三ヶ所観音巡り(INDEX)

         ②秩父三十四ヶ所観音巡り(INDEX)

         ③西国三十三ヶ所観音巡り(INDEX)

西国三十三ヶ所巡り結願(索引)

昨年1月発願した「西国三十三ヶ所めぐり」を約1年と1ヶ月で結願することができた。私自身深い信仰心があるわけでないが、バスツアーにも一度だけ参加して基本を学んだ。健康増進を目的として、公共交通機関を利用し、できるだけ歩くことを基本とし、趣味の写真をこのブログに掲載できるようカメラ片手に参拝した。

 参拝の記録をブログに掲載してきたが、索引を作ってみた。これから西国三十三ヶ所めぐりを始めようとする人に何か参考になれば幸いだ。

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●索引

1 2010.12.05 青岸渡寺 観光バスに乗って西国第一番札所「青岸渡寺」を参る。
2 2010.07.28 金剛宝寺(紀三井寺) 還暦厄坂を上って西国第二番札所「紀三井寺」へ
3 2010.07.28 粉河寺 一度は来てみたかった西国第三番札所「粉河寺」
4 2010.07.28 施福寺(槇尾寺) 修験場として発展した難所 西国四番札所「施福寺」
5 2010.07.02 葛井寺 蒸し暑さの中、西国第五番札所「葛井寺(ふぢいでら)」へ。
6 2010.06.18 南法華寺(壷阪寺) 眼病封じの寺 西国第六番札所「壷阪寺」
7 2010.06.18 岡寺(龍蓋寺) 日本最初の厄除け霊場 西国第七番札所「岡寺」
8 2010.06.10 長谷寺 ご本尊の大きさに感動!西国第八番札所「長谷寺」
番外 2010.06.10 法起院 西国巡礼の祖「徳道上人」ゆかりの西国番外札所「法起院」
9 2010.06.07 興福寺 南円堂 再スタートは西国第九番札所「興福寺 南円堂」
10 2010.10.26 三室戸寺 花は咲いていなかったが花の寺 西国第十番札所「三室戸寺」
11 2010.10.26 上醍醐 准胝堂 険しい山道を登る難所 西国第十一番札所「上醍醐 准胝堂」
12 2011.01.11 正法寺(岩間寺) ぼけ封じ雷除の寺 西国第十二番札所「岩間寺」
13 2011.01.11 石山寺 霊石と紫式部ゆかりの西国第十三番「石山寺」
14 2011.01.11 園城寺(三井寺) 広大な敷地、琵琶湖を望む西国第十四番「三井寺」
番外 2010.10.26 元慶寺 花山法皇出家得度したゆかりの寺、西国番外札所「元慶寺」
15 2010.10.26 観音寺(今熊野観音寺) 弘法大師が開き、緑に囲まれた西国第十五番札所「観音寺」
16 2010.11.16 清水寺 久しぶりに参拝!京都を代表する西国第16番札所「清水寺」
17 2010.11.16 六波羅蜜寺 庶民に慕われた空也上人の寺、西国第17番札所「六波羅蜜寺」
18 2010.11.16 頂法寺(六角堂) 生け花発祥の寺、西国第18番札所「頂法寺 六角堂」
19 2010.11.16 行願寺(革堂) 西国札所唯一の尼寺、西国第19番札所「行願寺 革堂」
20 2010.07.22 善峰寺 「遊龍の松」が見事な「松の寺」 西国第二十番札所「善峰寺」
21 2010.07.22 穴太寺 田園地帯にひっそりとたたずむ西国二十一番札所「穴太寺」
22 2010.07.22 総持寺 猛暑の中、西国第二十二番札所「総持寺」へ
23 2010.07.22 勝尾寺 小さい頃から馴染み深い西国第二十三番札所「勝尾寺」
24 2010.01.24 中山寺 安産祈願で賑わう西国第二十四番札所「中山寺」
番外 2010.07.16 花山院(菩提寺) 梅雨明け間近!西国番外札所「花山院」へ。
2010.11.27 晩秋の西国番外札所「花山院」
2011.01.10 うっすら雪化粧!西国番外札所「花山院」
25 2010.01.17 清水寺 我が家から最も近い西国第二十五番札所「播州清水寺」
2010.11.20 紅葉ライトアップ見物に西国第25番札所「播州 清水寺」へ。
26 2010.11.13 一乗寺 播磨の山深くたたずむ西国第26番札所「一乗寺」
27 2010.11.13 園教寺 「もみじまつり」で賑わう西国第27番札所「圓教寺」
28 2010.09.28 成相寺 日本三景・天橋立を見下ろす西国第二十八番「成相寺」
29 2010.09.28 松尾寺 唯一の馬頭観音を祀る西国第二十九番札所「松尾寺」
30 2011.01.25 宝厳寺 江・信長も参拝した西国第三十番札所「宝厳寺」
31 2011.01.25 長命寺 健康長寿を祈願する西国第三十一番札所「長命寺」
32 2011.01.25 観音正寺 厳しい石段を上り西国第三十二番札所「観音正寺」
33 2011.02.03 華厳寺 雪多き!満願・結願の寺 西国第三十三番「華厳寺」

雪多き!満願・結願の寺 西国第三十三番「華厳寺」

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中山道は一休みし、芭蕉の「奥の細道」結びの地「大垣」から養老鉄道で西国第三十三番札所「谷汲山 華厳寺」に向かう。

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終点の「揖斐駅」で下車し、名阪近鉄バスで「谷汲山」に向かう。今日も暖かい晴天だ。

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立派な「総門」が出迎える。やはり山の中、雪の多さに驚く。

Img_6032 両側に土産物屋が並ぶ静かな参道が約800m続く。除雪されてはいるが、歩道はところどころ凍結し滑りそうだ。

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二重層の重厚な造りの仁王門に到着。今日は2月3日節分で昼から豆まきが行われるようで準備で忙しそうだ。左右の金剛力士像は運慶の作だそうだ。

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左前には「西国第33番満願霊場」の石標が立つ。大きな赤鬼が立ち、紅白の幕を張り、豆まき会場は準備オーケーのようだ。
 左右には満願を感謝して参拝者が寄贈した大わらじが吊り下がる。

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左右に石燈籠が並ぶ参道を進む。

Img_6143 「奉納 南無十一面観世音菩薩」と書かれた大きな奉納のぼりの中、石段を上る。

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正面に本堂が建つ。創建は798年と古く、本尊は十一面観世音菩薩だ。

Img_6122 本堂は明治の初めに再建されたそうだ。

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Img_6085_2 静かな本堂内の右奥に納経所がある。

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本堂裏に「苔ノ水地蔵」がある。患部にお札を貼れば治癒するとされる。回廊がつながり、「笈摺堂」「子安堂」と続く。

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その先の石段を上ると「満願堂」へ出る。

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「満願堂」の前には、雪を被ったたぬきの奉納石像が並ぶ。

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帰りはもう一つのルートを辿る事にした。バスで樽見鉄道「谷汲口」へ出て、大垣に戻る。

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車窓からは雪景色が広がる。

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「華厳寺」には現在(本堂)、過去(満願寺)、未来(笈摺堂)にちなむ三種の御詠歌がある。

岐阜県揖斐川町谷汲徳積23

谷汲山 華厳寺

境内自由

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昨年1月、自宅近くの第二十五番札所「清水寺」からスタートし、6月帰省後に本格化させた西国三十三ヶ所めぐりも1年と少しで満願・結願を迎えることができた。これからますますの厄除開運、無病息災を祈りたい。

何か記念にと「満願念珠守」を購入した。

健康長寿を祈願する西国第三十一番札所「長命寺」

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続いて近江八幡市の琵琶湖岸に建つ西国第三十一番札所「姨綺耶山 長命寺(いきやさん ちょうめいじ)」に向かう。

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湖岸から808段の長い石段が続く。しかし、こちらは自動車道が通行可能のようなので日依って中腹の駐車場に向かう。

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その名の通り健康長寿を願う寺として古くから人々の信仰を集めている。寺名の石標は長寿の象徴である亀に乗り、傍らには「健康長寿の観音さん」の石標が立つ。

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駐車場から約100段の石段を上り、質素な山門をくぐり、境内に入る。

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正面に大きな「本堂」が建つ。

寺の創建は古く619年、開基は聖徳太子とされ本尊は聖徳太子自作の千手十一面聖観世音菩薩三尊一体との事。

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三重塔から本堂を見る。

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Img_5968国の重要文化財にも指定される本堂内部。

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本堂右手には同じく国の重文「三重塔」が建つ。

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境内には奥から三重塔、本堂、三仏堂などがバランス良く並び、屋根に残る雪もマッチし、美しい光景を醸し出している。

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西側高台に建つ「鐘楼」も美しい。

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眼下には琵琶湖を見下ろす事が出来る。

Img002 滋賀県近江八幡市長命寺町157

長命寺

境内自由

これで岐阜県にある第三十三番札所「華厳寺」を残すのみとなった。中山道美濃路を進む際に参拝し、出来るだけ早く西国三十三ヶ所札所巡りそして日本百観音巡りの結願をしたいものである。

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